パルスオキシメーター知恵袋 活用編

病棟看護師におけるパルスオキシメーター常時携帯の効能

パルスオキシメーターの小型・軽量化および低価格化が進展し、入院患者のSpO2測定は様々な病棟での日常看護行為の一つとして定着してきました。
現在、パルスオキシメーターはステーションで一括管理され、必要な時に各看護師がパルスオキシメーターを持ち出すという管理方法が主流です。
コニカミノルタが、2008年に第三者調査機関を通じて行ったパルスオキシメーターに関する使用状況調査では、71名の病棟看護師の60%以上もの方がパルスオキシメーターの不足感を持たれていました。

そこで今回、医療法人 紀陽会 田仲北野田病院 看護部の協力を得て、ステーションでの機器の一括管理に較べ、各看護師がそれぞれ専用の1台を常時携帯することで、看護活動上どのようなメリットがあるかを調査し、その結果をここにまとめました。

調査概要


田仲北野田病院 2F看護師詰所
医療法人 紀陽会 田仲北野田病院 看護部の紹介
大阪府堺市東区北野田707番地
田仲北野田病院は大阪府堺市の東に位置し、入院ベッド数100、透析ベッド数80の一般病院です。

調査の方法

コニカミノルタPULSOX-2を病棟看護師に1台ずつ常時携帯してもらい、1ヶ月の看護活動を実施後、アンケートに回答していただきました。 調査対象看護師数(回答数)は23名。
使用機種はコニカミノルタ PULSOX-2。

調査結果

1日のパルスオキシメーター利用回数の変化

平均3.9回/日から5.8回/日に増加
1.5倍に利用回数が増加
半数以上の看護師で利用回数が増加

看護活動の質的変化

期間中常時携帯していたことで、容態変化の早期発見を経験した看護師人数・・・ 7人 (30%)

具体的な声

  • 患者の変化に敏感に対応できるようになった。
  • 測定する事で主治医への報告が早くなった。
  • 呼吸状態の変化があったとき、主治医に報告でき  早期治療に結びついた。
  • 状態がおかしいと思った時にすぐに測定して ドクターへ報告ができ、すぐに対応できる。
  • 高齢者の整形の患者は塞栓の早期発見に必要。・・・

看護活動の効率性向上


1日当たり平均削減時間レベルの比率
ステーションに機器を取りに戻る、機器を探すなどの時間の削減効果

常時携帯による経済的メリットの試算

1人1日当たりの削減時間・・・平均約25分

結論

病棟看護師がパルスオキシメーターを常時携帯することによる経済的なメリットは大きく、また看護の質の向上にも結びつくことが示された。

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