高齢社会、超高齢社会になると通院できない患者さんが増えますから、そういう患者さんをどうやって診ていくか。
これが必要になると思います。
やはりその人自身が管に繋がれて亡くなるということを自分で拒否される方も結構いますし、自宅で家族に見守られながらというほうが幸せなんじゃないかなという気がします。
往診というかたちより、外来の機能をそのままそっくり在宅に持って行こうかと、どうせやるなら日本で一番すごいことをやろうかと。そういうところから始まっています。
だったらうちでやっている外来を、そのままそっくり在宅まで出前してしまえば、これは日本で一番すごいことになるだろうと思い始めました。
患者さんが笑っているところを診察できるというのが一番印象的でした。
どうしても外来なり病院なりで診察していると患者さんは緊張した面持ちで、つまり患者さんにとってアウェイの場所に来て私たちのホームで診察するというと普段の生活はやはり見えないです。
実際患者さんのお宅で拝見すると、やはり笑っています。
すごく喜ぶのです。
私の生活、生きている姿を見てくれたと。
やはりそれは私も医療者として、とても嬉しいと思ったことが大きかったです。
往診の際持ち運ぶのに最適。聴診器と組み合わせることで、患者様の全身の状態を速やかに把握。患者様やご家族への説明の手助けにもなります
「推測から確認へ」診断の質が向上。診断の頼れるパートナーとして在宅医療の場で活躍しています。
大きくは熱源検索、体液管理 ゼイゼイ(喘鳴)の患者さんというのが頻度として多く大事だと思っています。
熱の原因を客観的に評価できる。これはエコーはすごく魅力です。
熱の原因を探すというのも肺もあれば、お腹(胆嚢胆管・腹水)もあるし、おしっこ(尿路感染症)もある。そういったものにとても使える。
体液管理はひらたくいうと脱水もしくは心不全という水がいっぱいになってしまう状態。足りない状態といっぱいで苦しい状態。そのふたつをチェックできるというのは、とても大きいです。
心臓が悪いのか 肺が悪いのか、どちらでゼイゼイしているのかというものは、すごくわかりやすいです。
ネットワーク機能です。パソコンにつなげられるということは、そこからデータが送れるということです。つまり現場の情報をそのまま後方病院に伝える。
もしくは今後訪問診察で使い始めた場合、看護師がみたデータを医者がチェックできる。実はこれはすごい武器です。持って行かないと不安です。現場で「ちょっと見たいのにな」という場面が非常に多いです。
どうしてもこれからの超高齢化社会で医者だけで高齢者及び住民を、みんな診ていくのはほぼ不可能です。そのなかで看護師に使う、医者がチェックするということで医療をみるスタッフ側の人数が一気に増えるわけです。あと10年もすれば2025年、後期高齢者がたくさん団塊の世代が集まって高齢者だらけの世界になります。
そのなかの1つの道具としてエコー、そしてP3ポケットエコーも役に立つと信じています。
というより確信しています。
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