ドクターズインタビュー
白石吉彦先生
隠岐島前病院院長

インタビュー動画

超音波は検査機器から診療の道具へ

やる時にやったことが、みんな評価につながる

医療にむかっていろんなことをやる時にやったことが、やっぱり一つ一つみんな評価につながるというところもあって非常にやりがいがあるなと、ここで働きたい人と一緒に仕事をしたいなとおもって、やってきたのがそもそもの始まりですね。
アメリカのシアトルのファミリーフィジシャンのところへ5週間ほど訪ねて行ったことがあって、自分のできることはきちんとやって、できないことは専門医に紹介するというスタイルでやっていて、非常に感銘を受けて自分がプロとして医師として仕事をする時にそれを一つの道具として社会の役に立つというかですね。 俺はこれをやろうと思って総合診療医もしくは総合医と言われるようなことを目指しました。

診察室に置いとくことができるサイズになってきた

小さな診療所とか小さな病院というところで、例えばMRIというものが買えるかというとなかなか買えないですよね。
超音波はCTとMRIに比べると圧倒的に値段は安いし小さいし、簡便だしすぐ使えるし痛くないし、お金もかからないしということで。
画像が格段にこの10年で良くなって、この5年で機械がどんどん小さくなって、そうすると超音波というのは、それなりに大きくて高価で検査室において検査技師さんが使うというよりは、このサイズになってくると診察室に置いとくことができるサイズになってきたというところが大きいですね。

ましてやこのP3なんか言うのは本当に衝撃的というかですね。
「なんだこれは!」という感じですね。

患者さんが「ここが痛い」と来た時にすぐ当てるとすぐみえる

処置系の外科外来というものの割合は50パーセントが整形外科なんですね。肩が痛い腰が痛い膝が痛いという人達ですね。その時に僕はやっぱり整形外科を本格的に学んだわけではないので、例えば「ここが痛い」と言われた時に「ここ」がどこか怪しいんですよね。
特に手の骨なんかここだけで10個くらいありますから。

でもそこに超音波を当てると骨と骨のしかも「この骨はなんという骨で、これはなんという骨でこの靭帯が痛いんだな」というようなことが同定できる。患者さんが「ここが痛い」と来た時にすぐ当てるとすぐみえると。
結構原因の場所がしっかり分かると「ここが悪いからここ注射するからね」と言いながら(注射を)刺していくと見えるわけですよね。
そうすると患者さんに説得力がありますよね。

説明の分かりやすさとか説明の説得力という点ですぐできるというのが素晴らしく良いような気がします。間違いなく診察の質をあげていく道具であることは間違いない。

質の保たれた診察をしようと思うと、道具としてあるかってすごく大事

やっぱり日常的に地域のところで、いわゆるクリニックベースで外来やってると相当数整形疾患という人達がいる。それをきちんと質の保たれた診察をしようと思うと、やっぱり道具としてあるかどうかってすごく大事だと思います。

今現在は処置系の外来にHS1を置いていて内科の外来の方にはP3を置いている。

回診をナースと一緒にまわっていくんですけど、例えば脱水だったり治療がうまくいってるかどうか身体所見の取り方が当然大事なんですけど、僕らも大事にしている部分ですけど、このP3当てたらですね下大静脈径を計ったら水分がどのくらい入ってて、「もうちょっと入れないとダメ」とか「ちょっと利尿剤で水ひきすぎ」とかいうことが見たら分かる。

「ん?」と思った時にすぐにぱっと当てることができるというのは、やはりすごい大きな力ですよね。

HS1は、あるかないかだけではなく、それがどうあるのかというか中身

P3に関してはあるかないか。
要するに血管に血液が十分あるかないか、膀胱におしっこがたまっているかどうか。
ざっくり言うと心臓の働きが動いているか動いていないか、だけどこちらのHS1に関しては、あるかないかだけではなくてそれがどうあるのかというか中身ですね。あるいはこの構造物とこの構造物のここになにかがあるかとかそういうことですね。

これ基本持ち運び用になっているのでバッテリーが付いているんですね。そうすると抜いても大丈夫。どういうことかと言うとベッドの頭がこっちになったり、あっちになったりすると超音波の場所もコロコロ変えないといけない。電源抜いてセッティングしないといけない場合が結構あると思うんですけど、それをしなくていいいというのは外来に置く一番のメリットですね。

自分へのフィードバックという意味でも素晴らしく良い道具だと思います

総合診療医 総合医が超音波に運動器エコーに今非常にくいつきはじめているというのは、そこにニーズがあるからなんですね。

肩が痛い人、腰が痛い人、首が痛い人、膝が痛い人とういのはいるから。いるんだけど今までは自分達は整形外科医じゃないし、なにもなかなかできなかったというところがまずベースにあって、(でも)超音波は見えるわけですよ。
超音波で見てここが悪そうだということが見えたと、ここに薬を届ければこの病気は治るかもと思って針をさしていきます。
ところがそう簡単にうまく当たらんこともありますよね。
例えば針先がきちんと見えなくて薬がそこに入らなかったとして、その針先がきちんと見えなかったということも自分にフィードバックがかかる。
そうすると「どうやったらちゃんといくかな」ということを次考える。これは見ながらできるので本当に0.1~0.2mmとうところの打ち分けができるというのが、やっぱり見ながらやる強みというか、それは患者さんにとっても素晴らしい。
自分達医師の診療レベルをあげるというか、自分へのフィードバックという意味でも素晴らしく良い道具だと思います。

今思っているのはいきなり肩の注射とか、ひざの注射とかに(超音波)使うのは結構ハードルが高かったりするんですけど、おそらくどこの田舎の診療所でも肩こり注射とか腰痛の注射はしているんですね。あれをする時にちょっと(超音波を)当てながらするだけで多分(診療が)変わってくると思います。持ったら良いですよ。

本当に今うちで必要な機能は何なのか、いらないものは買わないですよ。

何も道具がなくて方法論を知らなければ、こんな人が来たらどうしようとか思うんですね。
ところが道具があって方法を知っていると誰にでもできて、かつ本質的にへき地・離島の生活って楽しいんですよ。豊なんですよね。
そういうことをきちんと伝えていきたい。
その時にやっぱ検査ではなくて診療の道具としての超音波っていうのはほぼ必須です。
それはやはり良いからですよね。
当然メリットデメリットもありますけど、だいぶ値段は下がったといいながらいくつも買うものではないし、毎年買い替えるものでもないので、やはり本当に今うちで必要な機能は何なのか値段はどうなのかということを検討した結果、買っているというものなので、いらないものは買わないですよ。

僕が今世間に向かって発信をする社会的役割と思っていることの一つは、へき地、離島での病院運営であったり、特に自治体病院、特に中小の自治体病院がどういう風にしたらうまく人が集まって経営的に良くなって質の高い診療を医療機関として継続できるのかということを発信することを一つの大事な仕事としてやっています。

レクチャー動画

ダイジェスト版「超音波診断装置は今、検査機器から診療の道具へ」

白石先生によるレクチャー動画のダイジェスト版です(再生時間:5分37秒)。
「腰痛、肩こり、五十肩」の診療のポイントを分かりやすく説明しており、動作分析、圧痛点の確認、エコーで筋肉の同定を学ぶことができます。

本編(約15分)をごらんになりたい方は、下記よりお申し込みください。

SONIMAGE HS1

製品詳細を見る

SONIMAGE HS1シリーズインタビュー

インタビュートップページへもどる

ページトップへ戻る