ドクターズインタビュー
森下実先生
文京整形外科院長

整形外科診療に大きな価値をもたらす超音波診断装置 SONIMAGE HS1

整形外科およびリウマチ専門医としてキャリアを重ね、2013年文教整形外科を開設した森下実院長。地域に密着した整形外科医として0歳から100歳越えまで幅広い患者さんの診療に当たるが、そこに欠かせないのが、コニカミノルタの超音波診断装置SONIMAGE HS1だ。非侵襲性で、手軽に高精細な超音波画像を得られるSONIMAGE HS1は、患者さんにとっても快適な診療環境を提供している。

エコーをはじめたきっかけ

大学病院のリウマチ科に勤務していたとき、人工関節置換術を多く手がけましたが、術後は特に深部静脈血栓症(DVT)に留意しなければなりません。出来るだけ早くDVTを発見して対処するために、超音波(エコー)装置で確認するという方法が選択肢の1つとして考えられました。 当時はエコー装置を扱ったことがなく、麻酔科の先生に聞いたり、見よう見まねで外来にあったエコー装置を操作してみたりしましたが、得心するまでには至りません。それからは手当たり次第に学会のセミナーに出かけたり、看護師さんや後輩医師に画像を撮らせてもらったりして、エコーの習得に励みました。だんだんエコー画像を読めるようになってくると、いろんなシーンで非常に便利に使えると分かり、超音波診断装置は私の診察に必要不可欠なものになったのです。

診療を見える化、誰にでもやさしいエコー

現在は骨折が疑われる患者さん、腰痛の患者さん以外は基本的にエコー検査を優先しています。子どもや高齢の患者さんに対しても気兼ねなく用いることができ、取り出してすぐに使えるので患者さんたちもこちらもほとんどストレスを感じません。
それにエコー画像はリアルタイムにその場で患者さんと一緒に確認できるので、患者さんの安心感や信頼感につながります。エコー画像を見ながら、腱やじん帯などの説明をすると、患者さんは目を輝かせながら聞き入っています。動画は非常にインパクトがありますね。また、X線のように撮影が終わって少し待っていただいて再び診察室へおもむく必要がありませんから、診察の効率化にも貢献します。

持ち運びでサイレント・マニピュレーション

関節エコー検査や運動器のエコー画像描出のほかに、穿刺する際のガイドとしてもエコーを活用しています。SONIMAGE HS1は持ち運び可能なので、硬膜外ブロック注射の場合はベッドサイドに持ち込んでいます。
また、サイレント・マニピュレーションの神経ブロック注射を、エコーで透視しながら行います。針先まで鮮明に見えるので、神経や血管を傷つけることなく、膜1枚の薄さも間違えずに処置できるという安心感があります。
さらにはエコーガイド下では筋膜が重複している部分が容易に確認できますので、筋膜リリースにおいても、筋膜上のトリガーポイントを把握し、ピンポイントで薬液を注入できます。
穿刺がスムーズになると患者さんの負担が軽減し、安心・安全な医療を前進させられます。

エコーは画像診断のファーストチョイスになる

エコーは見方さえ習得できれば、整形外科にとって非常にメリットのある装置です。断面画像の特殊性や画像描出のしにくさなどの理由で敬遠する方もいらっしゃるかもしれませんが、近年はSONIMAGE HS1のように非常に高画質な画像が得られる機能が増えています。使い始めればすぐにその利便性の高さを実感するのではないでしょうか。
開業医が気軽に購入できるほど安価な装置ではありませんが、超音波検査に関する診療報酬の点数を考えれば、決して無駄な投資ではないと思います。勤務医の頃からエコーを使ってきましたが、開業してますます使い方の幅、使える場面が広がってきたと感じます。そういう意味ではいろいろな可能性を持った診断装置だと思います。整形外科においても「まずエコーで見てみましょう」の言葉が、診察のスタンダードになるのではないでしょうか。

Q&A

エコーの習得には何をするのが効果的ですか

エコー学校のようなものがない状況では、先駆者の先生のセミナーやコニカミノルタなどの機器メーカーが主催する超音波ハンズオンセミナーに参加するなどして、とにかく自分でやってみて感覚をつかむことが望ましいと考えます。ある面、エコーは解剖学を復習するようなものだと思いますので、「エコーで見える解剖図はこういう具合」とコツがわかると、実用できるようになると思います。

整形外科領域で初めてエコーを見る場合、どこが分かりやすいですか

膝が分かりやすいです。例えば水が溜まっている様子や軟骨の減り具合など、比較的簡単に分かります。次に肩と肋骨ですね。肋軟骨の骨折も、X線には映りませんがエコーでしたら映りますので、便利さを感じることができます。

エコーガイド下でのブロック注射のコツを教えてください

最初は恐怖心があるかもしれませんが、麻酔科では一般的に行われているので、麻酔科をのぞかせてもらうことをお勧めします。見れば納得できますし、エコーガイドによって注射の精度が上がると、自分の自信にもつながります。

SONIMAGE HS1シリーズインタビュー

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