超音波診療
総合診療医はHS1&MX1をこう使う!

古屋聡先生 × 白石吉彦先生 × 大橋博樹先生

インタビュー動画

SONIMAGE HS1&MX1がひらく、超音波診療の未来

クリニックを開業し家庭医として外来・在宅診療を行う大橋先生、新たな地域医療を担う古屋先生、20年以上、島の医療を支える白石先生。
それぞれの環境で超音波診療を推進する3人の総合診療医に、超音波診療の今とこれから、SONIMAGE HS1&MX1がもたらす価値などをお話し頂きました。



古屋 聡先生
総合診療医/整形外科/
山梨市立牧丘病院

白石吉彦先生
離島総合医/総合診療医
隠岐島前(おきどうぜん)病院

大橋博樹先生
家庭医/総合診療医/
医療法人社団家族の森
多摩ファミリークリニック

超音波診療の今、それぞれの場所で

古屋
白石先生は、現在の整形内科エコーを牽引する立場ですけれど、島で超音波診療を導入したきっかけは何ですか?
白石
僕の場合、一番最初に肝・胆・膵・心エコーを習って以来、常に診療の近くにエコーがある環境でした。それから島に行って21年、医師がエコーをあてる流れを踏襲しながら診療体制をつくって来ました。そんな中、2010年に整形外科における超音波診療のパイオニアである秋田の皆川先生のところへ行って、運動器エコーはこれだけ見えるのかと、目からウロコの体験をしました。島に帰って腰が痛い肩が痛い膝が痛いという患者さんにプローブをあててみると、炎症部がよく見えて、「ここが痛い」の「ここ」がわかるわけです。それで痛み止めの注射などをして患者さんのフィードバックをもらいながら8年。気づいたら整形内科という道ができていたという感じです。
大橋
僕は2000年卒なんですが、「超音波検査ができなくては」という時代で、初期研修では腹部エコーぐらいまでは聴診器を習うのと同じような感覚でやっており、その後、病院勤務になった時には超音波検査は検査室にオーダーするものという意識でした。クリニック開業時は、診察室に大きなエコーは入れられないので断念し、開業3年目にやっぱり必要だと思った時、ちょうど診察室に入るサイズのエコーが出たので導入しました。
古屋

僕は整形外科として小さな病院に3年、その後診療所で14年、また戻って同じ病院で整形外科医をしています。診療所や小病院の医者にとっては患者を的確に送るのも大事で、そのためにはエコーが最も身近な装置でした。最初は大きい機械を使い、その後ポータブルの装置を買い、在宅診療でも病棟でも使っています。僕は、一番身近で早く診断が出来て、自分でいったんは完結できるというのが超音波診療であると思っています。

ところで、白石先生のところはエコーを複数台導入されているとのことですが、どんな使い方をしていますか?

白石
2台のハイエンドで甲状腺、頸動脈、心エコー、腹部などフルスクリーニングを行い、9本のプローブを総合診療医が全部使いこなしています。さらに、すべての外来の部屋とサテライトの診療所にもポータブルエコーがあり、ポケットエコーも7台導入しました。エコーは持って運ぶものではなく、行ったらその部屋にあるもので、医師8名に対しエコー16台という状況です。肝・胆・膵・心エコーは当然だけれど、運動器の痛みも、胃の痛みも、まず、エコーをあてる。例えば、膝の関節穿刺はすべてエコーガイド下で行なっています。
古屋
うちでは、外来は整形外科が中心ですが、3割ぐらいはエコーをあてています。甲状腺だったら触るよりエコーのほうが早いとか、頸動脈はエコーでみてからでないとその先の検査はやらないとか、後の流れを決めるためにも役立っていますね。

総合診療におけるエコーの価値

古屋
総合診療医にはすごくエコーが必要だと思うのですが、大橋先生はどういう点でエコーが役立つと思いますか?
大橋
診断がはっきりしない患者さん、多疾患をお持ちの方などに対し、オーダーを出して多数の検査をするよりも、まずは自分が診察室でできることを最大限やるという意味で、エコーは総合診療医に一番フィットしている道具ではないかと思います。たとえば胆嚢炎だとした場合、詳細な病歴を聞いて、マーフィー徴候をチェックして、色々な臨床推論は行うにしても、答えを出すにはやはりCTや採血が必要だったりする。でもそれより遥かに明らかなのはエコーで、その場ですぐに答えが出て、画像を一緒に観ることが患者さんとのコミュニケーションツールにもなる。そういう意味でもエコーを学んでおくのは総合診療医にとって大事だと思います。ただ、初期研修の時に触れる機会の少なかった総合診療医の中には、超音波検査が難しいものだと苦手意識を持っている人もいます。
古屋
身近で簡便でリスクも少なく、総合診療医に必要な要件をエコーは満たしているはずだけれども、苦手な医師も居ると?
大橋
そうですね。もっと身近に診察室にいつでもエコーがあって、指導医に教えてもらいながら自分も使えるようになっていくというのが理想型だと思います。もちろんスクリーニングでしっかり覚えて勉強するエコーもあると思いますが、運動器疾患や処置の時に、これまでとは違ったエコーの使い方が、すごく有用になってきていると思うのです。そこは苦手意識を持たず飛び込んで行ってほしいです。
古屋
エコーも診察もそうですが、結局自分のやり方をつくりあげることじゃないですかね。医師としてのスタイルとか。だからエコーの学び方も、ちょいあてからフルスクリーニングまであって、たとえば白石先生が普通の内科医から運動器を診る総合診療医になったみたいに、医師の生き方を選ぶのとエコーは共同歩調のような気がします。

一番身近で、早く診断ができ、自分でいったん完結できる。
それが超音波診療。

HS1、MX1はここが違う

白石
うちには、HS1が3台、MX1が1台あります。高画質、ポータビリティ、バッテリー搭載という条件でHS1を選びました。さらにボタンの数などユーザーインターフェイスも良く、画面のカスタマイズなどもできるので、その後数を増やしました。現在は無線で、ボタンを押したら画像データがPACSに飛ぶように設定してあります。リハがエコーをとって、今日のリリースポイントはここですと○をつけて、PACSを見て総合診療医が注射を打つという風な使い方もできます。
大橋
ポータブルで持って行けるものが欲しいと思い、高画質は当然ながら、タッチパネルでいける、日本語表記、ボタンが少ないなどの使いやすさでHS1を選びました。実際、ファスチア・ハイドロリリースの処置をするときに、自分の両手がふさがっていても画面を肘で回せるし、いざとなればタッチパネルで看護師さんにも操作してもらえるなど使いやすさを実感しています。穿刺の針先も見えやすいし、頸動脈のオートIMTの機能もあるし。
古屋
プローブが軽いのも魅力的ですね。注射する場合だと、左手で持ったときにプローブが重いと苦しいですから。また、起動時間、プローブやプリセットの切り替えが早いことは決定的です。
白石
プリセットのショートカットができる、自分仕様に進化させられる点もいいし、乳腺や皮下腫瘤などの組織の硬さが観察できるエラストグラフィや描出レクチャーの動画が見れる(ライブラリー機能)のはかなりポイントが高いですね。
古屋
MX1はどうですか。そもそも画像が綺麗なのはいいですけど、持って歩くのに重たくないですか?
大橋
院内運用でHS1をガラガラと運んでいたのに比べると、MX1はカチャっと外して持って行ける。そこは革命的に違いました。また、ポケットエコーでは難しい在宅診療でのスクリーニングができるようになった実感があります。ポケットエコーで片手をモニターに取られてしまうのに対し、自立型という点も便利です。
白石
肩甲上腕関節の穿刺なども、MX1を持って行けば何のストレスもなくできます。ファスチア・リリース系では、たとえば、大腿四頭筋がカチカチで痛くて在宅リハもできないときに、大腿神経リリースをしてからリハが入ると結構動かせるようになって患者さんのQOLは上がります。その際、大腿神経の周りに水を入れようと思ったらさすがに画像的にポケットエコーでは苦しくて、最低MX1が欲しい。このぐらいの画像がこの大きさで家に持って行けるというのは革新です。

超音波診療のこれから

古屋
最後に、超音波診療のこれからにどんな絵を描いていますか?
白石
当たり前に診察室にエコーがあるということ。へき地離島などMRIやCTが無いところで、診断精度が上がり、説得力が上がる。そういう意味で全ての診察室にポータブルエコーがある医療の風景を、僕は描いています。
大橋
いま総合診療はどんどん若い人が来ている分野。超音波に強いという武器をみんなが当たり前のように持っていれば、もしかすると一目置かれる存在になるでしょうし、画像がダイレクトに瞬時に見えるということで、患者さんとのコミュニケーションツールにもなる。僕らが普段普通に使うものとして、聴診器と同じように、そこにエコーがあるからあてるというのが、総合診療では当たり前になるんじゃないかと思います。
古屋
症状と対話できる、所見と対話できる、患者さんともっと対話できる医師になるためのすごく大事なツールがエコーなのですね。

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