大阪医科大学 松尾淳子 准教授

超音波画像はチーム医療のコミュニケーションツールに!

高齢化社会を迎え医療・介護ニーズの急速な増大に伴い、医療専門職の職能の拡大は重要なテーマとなっています。とりわけ看護師については、2015年に特定行為に係る看護師の研修制度がスタートするなど、その役割に大きな期待が寄せられています。このような中、大阪医科大学看護学部の松尾淳子准教授は超音波検査を授業に取り入れ、フィジカルアセスメントに画像をプラスした、より的確な看護手法を提案しています。超音波画像診断装置を看護に取り入れる研究や取り組みは、東京大学:真田研究室、金沢大学:須釜研究室、金沢医科大学:紺家研究室と同じ研究グループで行っており、今後より一層広がりを見せていくと思われます。

大阪医科大学看護学部 基礎看護領域

松尾 淳子 准教授

医療ニーズの変化に伴い、看護師に求められるスキルも変化

看護師が行うフィジカルアセスメントは臨床の場に欠かせない重要なスキルですが、高齢化社会の中で、より効率的で確実性を持った看護を考えた場合、そこに「可視化」の要素を加える必要があると考えます。つまり、視診や触診だけでは完全な把握が難しい体の内部を実際に画像で確認できれば、よりスピーディーで確実なケアにつなげることができるのです。

超音波画像による体内の可視化が看護の質を上げる


画像を示しながら説明

手軽な操作で画像を確認でき、患者さんに負担もかからないという点で、超音波画像診断装置はこれからの看護シーンに最も適した装置だと考えています。現在はコニカミノルタのSONIMAGE P3のようなポケットサイズのものもありますので、訪問看護など在宅での使用にも利便性が高まりました。
私が看護ケアに画像での可視化を取り入れることを提案するのは、自分自身の経験がもとになっています。臨床看護師としてケアに携わる中で、患者さんの体の内部を見ることができれば、もっと確実な看護ケアにつなげられると思ったことが発端です。
フィジカルアセスメントに超音波画像という客観的なデータが一つ加わるだけで、自信を持って処置を進められるので、患者さんやご家族にとっても安心・安楽なケアにつながります。

画像での血管確認後のスムーズな穿刺 — 授業の確かな手応え

現在、大学では基礎看護学を担当していますが、数年前から「穿刺」の授業に超音波画像診断装置を取り入れています。学生にとっては、知識だけの解剖図が動画として目の前に現れるのはとてもエキサイティングなことで、目を輝かせながら見入っています。
超音波画像で血管の太さ、皮膚からの深度などを確認し、穿刺する際の角度や針の長さなどをイメージします。その翌週の採血実習は非常にスムーズで、画像で見た血管のイメージが頭の中にしっかりインプットされていると分かります。

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