現場の安全管理を通じて働く人と設備を守り、会社の信頼を損なわないためにできること

  • #コミュニケーションの向上
  • #働きやすい環境づくり
  • #セキュリティーの強化
  • #業務改善・生産性向上

企業や大型施設での事故のニュースはなかなか無くなりません。どんな組織でも事故は起こしたくないのに、なぜ事故は起きてしまうのでしょう。決して他人事ではありません、事故は突然・想定しない所で発生してしまいます。
先ず現場のリアルを、映像から知ることから始めてみませんか?

なぜ現場の映像を知ることが必要か

人間の五感による知覚の割合は視覚:87%、聴覚:7%、触覚:3%、嗅覚:2%、味覚:1%と言われています。より良い状況判断をするには視覚情報は必要不可欠です。現場で実際に何が起きていて、どんなリスクが潜んでいるかを視覚情報で把握・共有することは、現場担当者はもちろん、支援や判断をする担当者にも重要です。そのために、コニカミノルタは顧客の“みたい”というニーズに応えるソリューションを提供することで、目の前の業務に限らず将来的な課題解決に貢献することを目指しています。

視覚情報の重要性は前述しましたが、各担当者達が視覚情報となる映像を共有するにはいくつかハードルがあります

1.映像データは容量が大きく、24時間365日様々な現場で発生している映像を全て網羅するのは難しい。
2.事故や犯罪といったアクシデントが万が一発生した場合に、映像を確認した時には被害拡大もしくは手遅れとなる。
3.一つの画角のレンズだけでは見えないことがある。
4.現場が暑い・寒い、水や粉塵が舞うような過酷な環境である。

1.何かあった時だけ映像を録画・活用ができる

カメラ本体が映像から人物や物体など移動体と方向性を検知し、処理する独自の動体検知技術です。移動体のサイズを設定することで画像解析の障害となる天候による誤検知を大幅に減らします。この動体検知技術を活用して動体カウントや、動体密度をヒートマップとして表示することも可能です。
ほかにも時間や音・照度・衝撃といったイベントを検知して利用することが可能です。
エッジAIカメラのMOBOTIX 7シリーズでは映像からDeep Learning技術を用いて物体を、人や乗り物をラベル付け(種別)※をすることも可能です。

人・一般車両・バス・トラック・バイク・船・飛行機・動物等のラベル付けが可能。

エッジAIカメラMOBOTIX 7の進化した物体検出動画

2.イベントを検知したらアクションすることができる

上記の様々なイベント検知を引き金に、カメラから音声を発報したりIP信号や接点信号を出すことができる。それによりカメラからメールや電話・パトライトを鳴動・機器のスイッチをON/OFFしたりすることで、迅速にアクシデントを通知・対応を同時に行うことが可能です。
カメラにコンピューターを内蔵していることで、サーバーなどを必要とせずにカメラだけでできるためにシンプルなシステム設計を実現します。
これにより、アクシデントに対して早期対応の実現に寄与します。

火災予防デモ動画:物体の表面が高温になった事を引き金として警告灯を鳴動させます。

3.魚眼カメラ・2眼カメラで死角を減らす

独MOBOTIX社は世界で初めて半球テクノロジーを搭載した魚眼(全方位)カメラを開発・販売した会社です。魚眼レンズは広い範囲の画角で見ることができるために設置カメラの削減につながります。加えて豊富なレンズのラインナップによって、場所や用途に応じた選択をすることが可能です。もう一つの特色して1台のカメラに2つのレンズを搭載することが可能なモデルがあります。これは異なるレンズを組み合わせることで活用シーンを広げます。

  • 広角レンズと望遠レンズ:全体把握と詳細確認
  • 昼用レンズ・夜用レンズ:明暗のどちらの状況でも撮影
  • 可視レンズとサーマルセンサー:通常映像と表面温度の可視化で生物の侵入を防ぐハイセキュリティーの実現や火災予防

4.過酷な環境でも運用可能な堅牢設計

南極の基地やエベレストといった過酷な環境で運用されているMOBOTIX。
その対候性から粉塵が舞う工場・建設現場で多くの導入実績があります。
屋外モデルの防塵防水規格はIP66、グラスファイバーで強化された外装は腐食や直射日光にも耐性があります。加えてカメラが故障する大きな原因となる駆動部分を無くすことで堅牢設計を実現。駆動部分が無い代わりに、魚眼(360°)から望遠といった多彩なレンズラインナップ、2眼モデルやカメラとレンズが分離したモデルがありにシーンに応じた撮影が可能です。

温度モニタリングと火災予防

MOBOTIXのラインナップの一つであるサーマルカメラで遠隔から非接触で表面温度(-40°~550°)を測定し、目に見えない温度を捉え「面データ」として“見える化”します。さらに実務で活用するためにコニカミノルタが温度の連続測定データを保存してモニタリング管理するアプリケーションTMAを開発。TMAで測定温度データの履歴を残し時系列に追跡することで、定常状態の把握が可能となり、閾値設定の支援が可能となります。
これにより下記3点の利用シーンに貢献します。

1.設備機器の劣化や故障の予兆を発見
2.材料や製品の品質を管理
3.温度異常による火災を予防

エッジAIカメラ MOBOTIX 7シリーズ

エッジAIカメラ MOBOTIX 7シリーズは、ディープラーニングを活用した物体検出機能MxAnalytics AIアプリを内蔵しており、映像内でラベル付け(種別)した物体の侵入検知、通過物体のカウント、ヒートマップの作成が可能です。ラベル付け(種別)が可能な物体は、人・一般車両・バス・トラック・バイク・船・動物等があります。様々なシーンでの利用が想定され安全管理や業務効率化を叶えるAIカメラです。

MOBOTIX 発熱スクリーニング用サーマルカメラパッケージ

猛威を振るうウイルスの感染拡大への対策は、「外部からの持ち込み防止」という従業員保護だけに留まらず、「得意先への拡散防止」「検査担当者の感染リスク低減」と様々な施策が必要です。コニカミノルでは、表面温度検知に優れた「MOBOTIX サーマルカメラ」を発熱者スクリーニング用途に絞り、お客様自身でも運用可能なシステムとしてパッケージ化。感染リスクの軽減や、体調管理による日常のリスク低減をサポートします。