Technologies for the Future 01

ケアサポート
ソリューション

介護業務のワークフローを変革する
センシング技術×画像処理技術×ICT

Background

高齢化社会の進展と
介護スタッフの不足

今後高齢化は急速に進展し、日本は世界の中で最も早く2025年に3人に1人が65歳以上の高齢者となり、どの国も経験したことのない超高齢化社会を迎えます。

高齢化率(人口に占める65歳以上の人の割合)の推移

こうした高齢化を背景とした大きな社会課題として、要介護者の増加と生産年齢人口減少による介護スタッフの不足が挙げられます。コニカミノルタはこの社会課題に着目し、現場密着により施設内を絶えず動きまわっている介護スタッフの業務負荷や、介護現場からバックヤードまでのトータル介護業務の効率化といった、介護現場における「真の困り事」を見出しました。

これら「真の困り事」に対し、コニカミノルタは独自のセンシング技術と画像処理技術にICTを融合した「ケアサポートソリューション」を開発しました。これまでの介護業務に無い「見て駆けつける」「情報共有記録の即時化」により介護ワークフローを変革し、介護業務の効率化を実現するこの仕組みは介護現場に新しい価値を提供していきます。

technology

センシング技術と
独自のアルゴリズムにより
高精度な検知を実現

介護施設の入居者様の行動等をセンシングするシステムの開発では、昼夜を問わず、部屋全体をセンシングでき、入居者様に「見られている」といったイメージを持たせない配慮がとても重要です。

転倒事故などを素早く察知する
行動検知センサー

行動検知は画像取得、姿勢推定、特徴量抽出、行動認識といったプロセスから独自のアルゴリズムで行われます。人が寝起きする際の行動を推定するためには人の位置や姿勢を捉えることが重要です。ベッド上での姿勢を推定する場合、既存技術をそのまま適用することが難しいため、ベッド上での姿勢認識手法の開発に取り組みました。これは頭部、体幹部、大腿部、下腿部など人体部位の位置関係を特徴量として用いて人物領域とその姿勢の推定を行うものです。

一般的にベッド周辺での事故は、ベッドから出ようとする行動を起こしたときなどに発生するケースが多くあります。行動認識では、これらベッドから出ようとする遷移行動の認識に着眼しています。また人物行動認識ではすでに多様なデータセットが公開されていますが、ベッド上の姿勢に特化したデータセットはこれまでに公開されていないため独自に作成し、姿勢推定・行動認識の評価を行いました。
開発したアルゴリズムは介護施設から実データの提供を受け、仮説と評価を繰り返すことで高い検知率を実現するとともに、現在も実データを増やすことで検知率の更なる向上を図っています。

行動検知アルゴリズム

転倒などの事故は室内のどこででも起こるため、広角レンズを使うことにより可動部なしで室内全体をセンシングしています。また夜間の真っ暗な室内でもセンシングできるように近赤外線カメラを利用しています。

マイクロ波を照射すると、反射波に微体動の
波形が付加されて返ってくる

入居者様の呼吸による
微体動を検知する

微体動検知センサー

センサーボックスには近赤外線カメラに加え、呼吸といった微体動を検知するべく、ふとんやタオルケットなどは通過するマイクロ波センサーも内蔵。マイクロ波センサーは24GHzの微弱なマイクロ波を照射しドップラー効果による反射波の変化により呼吸などの微体動を検知します。単純に1系統のデータだけで処理すると誤認識の可能性があるため2系統のデータで処理し精度を高めています。マイクロ波センサーはうつ伏せになった状態でも背中の動きで呼吸の微体動の検知ができるなど、姿勢に影響されないのも特徴です。

Solution

介護スタッフのワークフロー変革と
情報活用の効率化

ケアサポートソリューションは、高精度な検知にスマートフォンの活用を組み合わせることで介護現場に新たな価値を提供します。その特徴は情報活用による介護ワークフローの変革です。
起床、離床、転倒、転落などを検知したとき介護スタッフのスマートフォンに行動情報が通知され、スタッフは映像から入居者様の状況を確認することができます。
「コールが鳴り、駆けつける」から「入居者様の行動を確認し、駆けつける」へ介護業務のワークフローを変革し、介護スタッフの業務効率を向上することができます。

介護施設における介護スタッフの業務の中では、ケアに係る「記録作成・閲覧」と「情報共有」が業務の3分の1を占めます。これまでは現場でメモした内容をもとに記録を作成する必要がありましたが、専用アプリケーションを利用することで介護の現場でスマートフォンを使ったケア記録の入力や、体温や血圧といったバイタル情報の入力などをその場で行うことができるようになります。

入力した情報はリアルタイムに共有化され、これまで課題であった記入作業時間の削減、連絡の遅れ、連絡ミスを防止できます。

Future

顧客価値基点により
技術を融合した
ソリューション展開

今後、コニカミノルタは顧客価値を基点として、強みであるセンシング技術や画像処理技術とICTを融合し、介護現場に留まらず、在宅、病院など様々な現場に即したサービスを提供し、お客様の課題を解決することに貢献していきます。

Technologies for the Future

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