チャレンジングな目標に向かうカルチャーが、社員の成長を後押しする

2023.7.12

コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの“ヒト”」。今回は、新卒で1999年に入社されたIさんです。(インタビューは2023年7月の情報です)

・システム開発・サービス本部 基盤技術部 ネットワークインフラグループ グループリーダー
・IT系専門学校出身
・1999年新卒入社


メンバーの成長機会を奪わないマネジメントを

-入社から現在の管理職のキャリアに至るまでの経緯を教えてください。

私はちょうどIT業界の”2000年問題”が差し迫る直前に入社し、そこからずっとコニカミノルタ情報システム一筋です。入社当初は開発部門に所属し、金融業界では今でもおなじみのCOBOLを使ったプログラミングに携わっていました。その後はコニカミノルタ情報システムの本社にて、社内SEのような立場で、サーバー関係や社員が利用する端末のキッティングなど社内全般のインフラ環境を整える仕事を担い、現在に至っています。その間、”技術企画”と言いまして、コニカミノルタグループにとって有益な技術を探し出して検証をし、導入効果を確かめる技術研究グループの立ち上げに参加できたのも貴重な経験でした。

-現在はどのような仕事をされていますか?

コニカミノルタグループ全体の共通基盤となるネットワーク環境の構想・企画・設計・構築を行うネットワークインフラグループのリーダーを務めています。

コニカミノルタで働く人たちやコニカミノルタのサービスを利用する方たちに安定したネットワーク接続環境の提供を縁の下から支えるとともに、コニカミノルタのDXを支えることで、より発展したネットワークサービスの実現を推進していくのが私の役割です。また、部門やグループ間をまたいで協力体制を築くような大・中規模プロジェクトや、少し込み入った調整が必要な際のサポートおよびメンバーのキャリアアップの後押しなど、10名以上に及ぶ組織のメンバーマネジメント全般を担っています。

-メンバーマネジメントを行う中で、心がけていることは?

“自分が前面に出ずにメンバーに任せる”ということですね。実は管理職になる前の私は、いろいろなプロジェクトの主担当を任されていた際、リーダーという立場にも関わらず、自らが率先して現場業務をガンガン進めていた時期がありまして…。でもあるとき、背中を見せることは良いけれど、一方ではメンバーの貴重な成長のチャンスを奪っているのでは…とハッとしたことがあったんです。そこで、思いきって最前線から外れて、自分がしていた業務をまるっとメンバーに任せてみたところ、きちんと良い仕事をして成果を残してくれました。

そこからは、“メンバーに任せてそれを後ろから見守る”というスタンスを大切にしています。コニカミノルタ情報システムとしても、管理職向けのマネジメントを学ぶセミナーなどを用意してくれているので、それが新しい視点をくれるきっかけにもなりましたね。

-支援型リーダーとしてのあり方を、自己体験を通して得られたんですね。

はい。ただ、これが正解!というものはないですし、育成される側の考えや成長ステージによっても変わりますからね。方向性を細かく指し示して干渉していく関わり方のほうが成長する人もいれば、伸び伸びと自由に動いてもらって必要なときだけ助け船を出すぐらいの関わり方のほうが力を発揮できるタイプの人もいます。ですので、メンバー個々の志向性やスキルによって、アプローチは変えるようにしていますね。

そのためにもメンバーとは、コミュニケーションの量を意図的に増やすことで、いま何を考えているのか?、ネガティブな思考になっていないか?、それとも能動的にアクションを起こそうとしているのか?など、変化する状況をしっかりと把握して、適切に導くようにしています。声色や会話のテンポ、表情などから読み取れるものも多いですからね。小さな変化を見逃さないように気をつけています。


ひとつ上のストレッチした目標設定で、能力向上を促す

-社員育成において、カルチャーとして標準化されていることはありますか。

大切にしているのは、“目標の達成だけでなく、プロセスにもこだわる”ということです。コニカミノルタ情報システムでは、期初にメンバー自ら課題目標を設定し、期末に評価を行うサイクルが、上期・下期の年2回あります。ここでポイントなのが、達成が容易な目標を設定するのではなく、自らの能力向上につながる、“ひとつ上”のグレードにストレッチをした目標設定を心がけることです。

簡単な目標を設定すれば、誰でも達成はできます。ですが、やはりチャレンジすることで人の能力も伸びますし、会社としてより最適なソリューションの導入や効率化の実現にもつながりますから。もしチャレンジした結果が設定した目標に届きませんでした、となってもそれは全く問題ないと思っています。では何で評価するかというと、『プロセス』なんです。“どんな難しさがあって、どういう工夫や努力で乗り越えたのか”という過程を評価する指標を設けています。

ただ、一つ間違えると、評価査定のための目標設定になってしまいがちなので、何を目的とした目標かを意識して取り組んでもらえる運用を徹底しています。その上で、ネットワークインフラグループが目指す方針に沿った目標になっているかは、大切な観点だと思っています。

これだけ変化の激しい時代ですので、プロジェクトの中で方針やスケジュールに大きな変更があったり、追加要件が出てくることもあります。そんな時は、都度目標を見直していくなど、目標が形骸化しないよう1on1で小まめに調整して、みんなが一歩上の目標にチャレンジできる仕組みを整えるようにしています。


フルリモート環境下で大切な役割分担とオーナーシップ

-リモートワークを推奨される中で、管理職として工夫されていることを教えてください。

コニカミノルタ情報システムでは、リモートワークを支える仕組みが根付いているので「リモートだから困る」といったことは特段ありませんね。メンバーには、いつでも連絡、相談してもらって構わないことを伝えているので、遠慮なくチャットや通話でコンタクトを取ってくれている状況です。

今の実態としては、みんなほぼフルリモートで働いていて、私は3ヶ月に1回、現場に出る必要があるときだけ出社するような頻度です。ミーティングについても対面で集まって実施する場は特に設定せず、プロジェクトのキックオフ(初顔合わせ)などもリモートで実施することが多いです。

-キックオフミーティングなどは、リモートだと定義が曖昧になりやすかったりして、「やはり対面の方が…」みたいな印象があるのですがそのあたりはいかがですか?

キックオフで大切なのは、プロジェクトの目的の説明や役割分担まで、分かりやすく示してマネジメントしていくことにあるんですよね。たとえば、そこをきちんと示したプロジェクト資料を用意する人のキックオフは、対面でやってもリモートでやっても何の差もなくて、開始後の運用もスムーズなんです。プロジェクト運用に不慣れな人のキックオフ資料を見ると、だいたい共通認識で持っておくべき情報が全く足りてなかったりするので、「こういうところ、もっとどう考えてるか資料に起こした方が良いよ」といったアドバイスをしていますね。入念に準備していれば、リモートでも全く問題なく進行していけるというのが、私の実感値です。

-そこは肝ですよね。リモートでその重要性が浮き彫りになっただけで、結局対面でも最初がグダグダだとプロジェクトは炎上しがちですよね。おのおのが自分の役割を認識できていなくて、狭間のボールを誰も拾いにいかず、これは誰の仕事?みたいな事態が起こったり。

そこは私も、すごく気をつけているポイントです。体制をつくると縦割りになってしまいがちなので、狭間の領域に落ちてしまいそうな課題は積極的に拾い上げて、これはこっち、これはそっちと役割分担を明確化してオーナーシップをもって取り組んでもらえるように心がけています。

-リモートでのスムーズなコミュニケーションのため、どんな環境整備に注力されていますか?

社内のデータベースへ安全にアクセスをするためのVPN環境は、リモートワークを支えるITとして非常に大きな役割を担っていますし、安定した通信のための回線の増強にも投資してきました。あとは個人支給のモバイルフォンと社内の内線をつなぐ、といった環境も整えています。

-最近では、リモートをやめてオフィス出勤へ戻したり、両方を併用するハイブリット型へ切り替える企業なども増えています。そんな中で、コニカミノルタ情報システムでは、今後もリモート前提というのは変わらないスタンスなのでしょうか?

そうですね。オフィスのあり方は今後も変わっていきますし、だからこそ、「自分たちで最適な働き方を選んでいくことが、最もパフォーマンスを上げることに繋がる」というのが、当社の考えです。多種多様な状況に応じて社員個人が裁量を持った働き方ができるよう進めており、在宅勤務などリモートを中心に取り組みたいニーズ、また一方でオフィスに出社して取り組みたいニーズなど、上司と相談のうえワーク環境を選択できるようになっています。


顧客と一緒に課題を見い出すために、コミュニケーション能力が大切

-どんな人財が、コニカミノルタ情報システムで活躍できるのでしょう?

最も必要なのは、コミュニケーション能力ですね。もっと詳しくいうと、顧客の考えを理解し、課題解決の方法について、上から目線にならず伝えられる言語化能力です。

コニカミノルタ情報システムの顧客は、コニカミノルタのグループ会社が100%です。そのため、社外ベンターには知り得ない内部情報や、グループ内で培ってきた人脈を活用して、深く課題に切り込んだ積極的な提案ができるやりがいがあります。たとえば、「○○をしたい」という要求事項一つとっても、これまでその環境を保守・運用してきた立場だからこそ、「こんな風にしたらコストが下がるのでは?」「ここはコード化できるのでは?」といった具合にです。

ですので、顧客としっかりコミュニケーションをとって、自分ごととして問題を一緒に考え、課題形成をしていけることをメンバーや今後入社してくださる方には期待したいですね。

-入社後は、どんな力を伸ばしていく努力が大切ですか?

たとえば今は、新規に構築するシステムなどはクラウドがファーストチョイスになっている時代です。クラウドの旺盛で求められる知識やスキルは変化し続けていて、コニカミノルタグループ全体ではAWSが主流で次いでAzureが使われていますが、どこのサービスに特化してということではなく、両にらみで対応できる手札を備えておく努力が求められます。

このようにクラウド一つとっても、最新の技術動向をキャッチアップして潮流を掴んだ上で、必要な技術をインプットしていくことが欠かせません。顧客であるコニカミノルタグループにとって、まだ導入していないアップデートすべき有益な技術は何か?適用性は何か? それを考えていくことが、グループ唯一の情報機能会社(システムインテグレーター)としてのプレゼンスを高めることにつながっていきます。ここでいう最新の技術とは、世の中のとんでもない先の未来の技術ではありません。“ちょっと先”の技術を選定して、最適なものを導入していく。その目利き力を高めることが必要なんです。

-全グループのインフラを預かるというのは、それこそ数万人単位の人へ影響を与えるわけで、そこへの投資額も相当になります。だからこそ導入にあたっての検証・吟味がとても重要なんですね。

数十億円という額が動きますからね、予算を申請するときはいつも手が震えますよ!

-それでは最後に、これからの目標を教えてください。

技術は日々進歩しているため、常に最新の知識とスキルを習得することが重要です。そのための情報収集や実践的に取り入れるための努力を、これからも怠らず続けていきます。また、リーダーシップを磨き、自分自身がリーダーとして成長していくことで、メンバーの成長を促し、チーム全体のパフォーマンスを向上させていくことが目標です。


私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー

Inclusive & Collaborative

自分だけでできることは限りなく少ないですし、自分たちの組織だけで達成できることもほとんどありません。常に、顧客/コニカミノルタ情報システムの仲間/社外パートナーとの連携/協調によって、大きな課題を達成することができる、という考えを大切にしています。