コニカミノルタ製品 修理・校正
定期点検のおすすめ
なぜ点検が必要なのでしょうか?
私たち人間が、どんなに鍛えていても年数が経過すると体にガタがくるように、どんなに高性能の製品でも、 長時間の使用による老朽化は避けられません。他にも、設置場所の環境や使用頻度など、性能の低下を招く要因は様々です。常に製品本体の高精度を維持し、突発的な不具合を未然に防ぐためにも定期点検をおすすめします。
点検を受けずに使用を続けると、内部が以下ような状態になる危険があります。
このような状態になると、測定値は製品仕様を外れ、ユニット部品の交換が必要となります。
積分球ユニット※の内部 (※測定試料面に照射する均一な光をつくりだす部分)
お客様の声
- ISO品質マネジメントの管理上(生産品の品質管理の為)、1回/年間の定期点検を行っている。
- 突然不具合が発生し、生産ラインが止まってしまった。
- 研究開発に使用しており使用頻度も少ないので、特に定期点検の必要性は感じていなかった。
不具合が発生したので、修理を依頼したら、測定値が規格外の状態であるとの報告を受けた。
結果、事前に測定していた試料の評価データが使えなくなった。 - 定期点検は行っていたが、校正後の規格見直しなどの運用ルールを明確にしておらず、
工程内の規格変更に多大な時間を費やした。(予め運用ルールを決めておくべきだった。) - 高い精度の維持が要求されるので、定期点検は1回/半年(2回/1年間)出している。
精度高い測定を維持
使用環境の悪さや過酷な使用を続けることにより、機器の光学系部分に、ゴミ・埃の堆積や退色などが発生し、高精度な測定ができない状態になります。
使用経過による構成部品の劣化は避けられませんが、機器の状態にあわせた適切な調整により、精度の高い測定を発揮し維持できます。
定期点検をしていない場合
定期点検をしている場合
※定期点検では、機器の状態を確認し、測定値の校正(調整)を行います。
不具合発生の予防
一般的な概念として、不具合が発生する割合(故障率)は、右図の3つの期間に分けられます。
「摩耗故障期」とは、使用経過に伴う部品の摩耗や劣化により故障が発生する時期で、使用状況や環境にもよりますが、定期的な点検を行わないと、その時期が早まり突然の不具合が発生したり、或いは高額なユニット部品の交換が必要となる恐れがあります。
定期的に点検し、劣化・摩耗した部品を清掃・交換することで、予防保全を図ります。
機器を安心してお使いただけるよう、1回/年間の定期点検を推奨しています。
サービス内容については、以下よりご確認ください。
定期点検に関する2つの方法
1.スポットサービス
CA-2000 校正作業
点検・校正サービス
製品仕様を満足しているか点検を行い、校正証明書と検査合格書を発行します。
修理・校正サービス
不具合箇所の修復と点検を行い、校正証明書と検査合格書を発行します。
ご依頼品のお預かり期間は、いずれのサービスも約2週間を基本としております。
詳細については、「スポットサービスについて」をご確認ください。
2.保守契約サービス
お買い上げ頂いた機器を末永く安心してご使用頂くための、年間契約のメンテナンスシステムです。
- 年1回の定期点検・校正サービスをご利用いただけます。
- 定期点検・校正サービスの実施時には、校正証明書と検査合格書を発行します。
- 契約期間中の製品に不具合が生じた場合は、無償修理を行います。
- 点検や修理期間中には、ご要望により代替機を無償にてご用意します。
コースには下記2種類をご用意しています。
NOC(ニューオーダコース)
製品の新規ご購入時にご加入いただくコースです。
UC(ユーザコース)
既にご使用中の製品に対してご加入いただくコースです。
詳細については、「保守契約サービスについて」をご確認ください。