ひかり豆辞典

全光束とは

光束とは、放射束(光の物理エネルギー量)を人間の目の感度である分光視感効率と最大視感効果度に基づいて評価した値です。
全光束とは、光源から全ての方向に発される光束のことで、照明器具の明るさの尺度として使用され、単位はlm(ルーメン)になります。
よく耳にします光の量をあらわす単語としまして「照度」や「輝度」があります。
この両者共に「度」という漢字が入りますが、この「度」という漢字が入るということは、方向性があるということを示しています。従い、全光束は方向性の概念がないものになります。

Φv= Km・∫Φe(λ) V (λ) dλ
Φv:光束
Km:最大視感度
Φe(λ):放射束
V(λ):分光視感効率

<例>
太陽光 約3.6×1028 lm
37W蛍光ランプ(白色) 約3,100 lm
95W白熱電球 約1,520 lm

全光束は照明設計時にも計算に使用されます。
また、最近ではエコの観点から光束値を電力値で割り算した発光効率もしばしば登場したりします。

全光束測定方法

光源の全光束を測定する方式としまして、積分球方式と配光測定方式の2通りがあります。
積分球方式は、積分球という球体(中は空洞で内壁は拡散性の高い白色塗装)にサンプル光源を入れてセンサで光を受ける方式です。この場合、センサを標準光源で校正する必要があります。
配光測定方式は、センサをサンプル中心とした同心円距離上を移動させて測定する方法です。

方式 積分球方式 配光測定方式
概略図
メリット ・短時間で測定できる
・構造がシンプル
・配光特性もわかる
デメリット ・標準光源での校正が必要
・標準との形状の違いによる自己吸収補正測定が必要
・トータルの測定時間が長い
・全方向に発光しているサンプルには不向き

具体的な全光束測定機器

弊社では積分球方式、配光測定方式の何れについてもお客様のニーズに応じたカスタムメイド対応が可能です(要相談)。
積分球方式では、積分球の大きさが6インチ~40インチまで対応可能です。

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