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カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR(エアロディーアール)」
クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ(レジウス シグマ)」
が2011年度グッドデザイン賞を受賞

2011年10月3日

コニカミノルタは、カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」、およびクリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催 2011年度グッドデザイン賞を受賞したことをお知らせいたします。

世界最軽量、ワイヤレスタイプのカセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」/「CS-7」 製造販売認証番号 222AIBZX00035000

審査会の評価

パネル筐体に炭素繊維を採用し、世界最軽量かつ堅牢性を両立したこと、また一目で曝射面と認識出来る明確でシャープなデザインとなっていることや、クレードルが大きなラウンドで造形され被験者に安心と暖かみのあるイメージを与えていることが評価されました。画面デザインについても、操作性を進化させた優れたインターフェイスが評価されました。「医療環境の改善にデザインで取り組む真摯な姿勢に今後も期待する。」とコメントされています。

世界最小・最軽量と省電力を実現 クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」/「REGIUS Unitea-i」
製造販売認証番号 223AIBZX00004000

審査会の評価

医療施設の環境やスペースを綿密に調査した上で徹底したダウンサイジングを計り、従来の大型の床置きタイプから省スペースタイプの卓上型を実現したことが評価されました。また、「フロントユーザー(医師)に対しては明快な表示と操作系を前面にレイアウトし、タッチスクリーンの導入によって操作性を向上させ、またエンドユーザー(患者)には視覚的にも威圧感を感じさせない優しいデザインで診察室にとけ込み、インテリアの一部となる佇まいになっている。」とコメントされています。

【受賞製品の特長】

カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」/「CS-7」

「AeroDR」は、画像データの送信が無線で行えるワイヤレスタイプのカセッテ型DR※1としては世界最軽量※2の2.9kgを実現。整形外科領域の撮影などで、カセッテをハンドリングする際の作業性を格段に向上させます。さらに、独自に開発した自社生産のヨウ化セシウム(CsI)シンチレータ(蛍光体)※3使用により、CR※4に比べ約半分のX線照射量でも高画質の診断画像を得ることができます。

また、環境・エネルギー分野を中心に次世代バッテリーとして注目されているリチウムイオンキャパシタ※5を業界初採用。安全性が高く発火の危険性が無い、充電速度が速い、充放電を繰り返しても劣化しにくいという特長があり、30分でフルチャージが完了する高速充電を実現しました。さらに、画質性能や処理能力とトレードオフの関係にある消費電力問題を新開発のICや様々な設計技術により解決。大幅な消費電力の削減にも成功しました。

コンソールである「CS-7」は、既存機の基本機能を継承しつつ、更に使い勝手を向上し、クリニックから病院までの様々なワークフローに幅広く対応しています。

クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」/「REGIUS Unitea-i」

「REGIUS Σ」は、施設のIT化を目指すクリニックに最適な、コンパクトかつ高機能なデジタルX線画像読取装置(Computed Radiography: CR)です。本体寸法はW 510×D 610×H 355mmの世界最小※2サイズ、本体重量も28kgと世界最軽量※6です。小型で軽量なため、設置スペースの少ないクリニックでも容易に設置できます。またスタンバイ時の動作音は0dBですので、診察室に置いても診療行為の妨げになりません。

本製品では、環境負荷の低減もコンセプトに組み込み、省電力設計をはじめ、小型化による省資源、輸送効率アップや梱包材削減などにより、製品ライフサイクルを通じたCO2総排出量を、従来製品※7に比べて64%も削減しています。消費電力も、消去光源へのLEDの採用や駆動系での省電力設計により、アナログ自動現像機に比べ約1/10以下に削減しました。また、電源起動から立ち上がりまでの時間がわずか30秒ですので、不使用時は電源を切ることで電力消費量をさらに削減できます。

「REGIUS Σ」をコントロールする「REGIUS Unitea-i」は、患者単位ですべての診断画像を管理できるファイリング機能を搭載し、マルチタッチに対応したGUIによりマウス操作より素早く直感的な操作を実現しました。

【グッドデザイン賞とは】

「グッドデザイン賞(Gマーク)」は、1957年に通商産業省によって設立された「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営される、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。これまで50年以上にわたって新しい時代の文化と生活を創造することを目的に「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」を導く運動として展開され、のべ受賞件数は37,000件以上にのぼり、今日では国内外の多くの企業や団体が参加しています。また、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」はすぐれたデザインを示す象徴として広く一般に親しまれています。

コニカミノルタは、「共に考え、成功に導くお手伝いをする」ことを通して、一人ひとりの想いや願いを見つめていきます。そして、"アイデア"を"カタチ"にし、世界のビジネスシーンやライフシーンに、歓びや驚き、そして感動をもたらすことを目指していきます。

※1
Digital Radiography: 照射されたX線をセンサーパネルで受光し、ダイレクトにデジタル画像を得るため、一般的にCRよりも画質が良く、また即時性に優れる。
※2
2011年10月3日現在。
※3
放射線を受けて可視光(蛍光)を発光する蛍光体。この発光効率向上により鮮鋭性に優れた放射線診断画像を得られる。
※4
Computed Radiography: 従来のX線フィルムに代わり、イメージング・プレート(IP)上にX線画像を記録し、これを読み取り装置でデジタル画像に変換する。
※5
キャパシタとは、静電容量(キャパシタンス)により、電荷を蓄えたり放出したりする電子部品の総称であり、日本ではコンデンサとも呼ばれている。
※6
医療用/明室タイプの半切サイズ対応のデジタルX線画像読取装置の体積及び重量において。2011年10月3日現在。
※7
従来製品である2007年発売のREGIUS110と比較して。

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