コニカミノルタ ランニングプロジェクトは、ジョギングをはじめたばかりの初心者から記録の更新を狙う本格的なランナーまで、走ることを愛するすべての人をサポートいたします。
暑い時期はランナーにとって最も気を付けなければいけないのが、熱中症です。熱中症はスポーツで起こる死亡事故の3大原因の一つで、心臓疾患などの「突然死」、「頭(首)のケガ」、に次いで3番目に多いと言われています。
そもそも熱中症とは、上がってきた体温を下げようとする体の機能がコントロールできなくなっている状態。大量の汗をかいたり血管を開いたりし続けることで、脱水症状や貧血と同じような症状になることです。このような状態を放置すると、熱を逃がすための水分も不足し体力もなくなり、最終的には体が体温を下げることを止めてしまいます。これを熱射病と言い、命を落とすこともあります。
しかし熱中症はスポーツ重大事故の3大原因の中でも一番予防が可能だと言われており、日々のちょっとした心がけで発症を防ぐことが出来ます。
ランナーは一度走り始めるとこまめな水分補給が難しくなることから、脱水症状になりやすいと言われています。実際に熱中症になってしまったら、体温を下げることと、水分補給を素早く行ってください。熱中症の中でも最も危険な熱射病は、発汗も止まり体温が上昇し続けている状態で意識も朦朧とし始めます。こうなったら、悠長に体を涼ませるなどという暇は無く、すぐに全身を氷水に浸けるか、氷水に浸したタオルやシーツで全身を覆い、救急隊が来るまで体を冷やし続けてください。
暑い時期は無理をせず、常に自分の体調や天候を把握し、正しい水分補給をすることでこの夏を無事に乗り切りましょう。
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