門田紘佳写真展 「1″44」

展示概要

作者コメント

自分が何処にいて、何を見ているのか、わからなくなるような瞬間があります。そんな時は、まるで別の次元にでも入り込んでしまったかのようで、とても新鮮なリアリティを感じます。私達が生きている世界の、確からしさと不確かさ、そして訳の分からなさ。写真はきっと、世界というものを知るための某かの手助けをしてくれる。そんなことを考えながら、写真を撮っています。

作者プロフィール

門田 紘佳(もんでん ひろか)

1979年 東京都生まれ
2004年 東京造形大学・写真専攻卒業
2004年(株)日本デザインセンター入社
2008年より小中高校・特別支援学校等での写真授業講師
2011年よりフォトジャーナリスト事務所での勤務等を経て、現在フリーランス

展示作品

カラー 半切 約40点(予定)

作者の制作現場

作者の撮影ノートより

撮影の前に

日常生活の中で撮るスナップ写真を制作の基本としているので、撮影について何か計画を立てたり、特別な準備をするということは殆ど有りません。 ただ、朝起きてから夜眠るまでの間、カメラだけは肌身離さず携えるようにしています。その意味では「いつも撮影の前」なのかもしれません。

最も印象に残ったこと

今回のシリーズ(展示作品を含めて数百カット程)を観てくれた知人達から、一様に「不可思議な写真」と言われたことです。
「普通のものを見ているのか異質なものを見ているのか、よく判らなくなる気持ちわるさがある」とのことで、その感想にはとても新鮮な印象を受けました。
それ以来、どんな写真を撮っているのかと聞かれると、「気持ちのわるいスナップ写真を撮っています」と答えています。

作品エピソード

このシリーズは、どこか特定の場所を撮影したものでも、何某かのコンセプトを立てて撮影をしたものでもありません。
日常的に撮っている多種多様な写真の中から、或る共通の要素を持っているものを抽出して、一定のコードに沿ってまとめたものです。
そのため写っているものも、自宅のキッチンや朝食後のテーブル、仕事場や出張先の様子、散歩中の風景や旅先で目にしたものなど、様々です。
手法としてはブリコラージュに近いのかもしれませんが、敢えて言葉にするなら「不確かさの確かさ」とでもいうような、得体の知れないものへの興味を、写真でかたちにしたものだと考えています。
スナップ写真の場合、撮影や構成の段階で作者の意識は反映されつつも、写るものは現実の世界そのものだというところに、とても魅力を感じます。現実が基になっているからこそ立ち現れてくる何某かが、作品のなかに存れば良いなと思っています。

同時開催

運営終了のお知らせ

当館は2017年1月23日を以って運営を終了しました。長い間ご愛顧いただき、本当にありがとうございました。

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