小野悠介写真展「島の環」

展示概要

作者コメント

伊豆諸島の一つ、利島。面積4.12km²、人口340人ほどの小さな島である。島のおよそ80%が椿林で覆われ、そこから採れる椿油は日本一の生産量を誇る。季節や年ごとに移り変わる椿産業。島を出て行く人や帰ってくる人、Iターンなどでやってくる人。 サイクルは異なれども、それぞれが循環し関わりあって島が生きているのだと感じさせる。地域風土に合った暮らしに触れたく、2015年夏より一年を通じて島を訪れ、時には熊手を片手に農作業を手伝いながら、その日常風景を記録した。

作者プロフィール

小野 悠介(おの ゆうすけ)

1987年
東京都生まれ
2012年
日本大学経済学部経済学科卒
2016年
日本写真芸術専門学校在学中

展示作品

カラー 半切 約35点(予定)

作者の制作現場

作者の撮影ノートより

撮影の前に

自他共に認める雨男の私。どこかに遠出する際は、必ずてるてる坊主を作っています。特に島となると、悪天候の際に船が欠航することもあるので、天気は気になります。
それでも結局、降るときは降ります。そんな時は、お世話になっている農家さんのお家でまったり。なにも、青い空に海、白い雲だけが島ではない、これも島の生活の一部なのだなと実感できました。

最高の出来事

特定のコミュニティに入り込んで撮影するということが初めてでしたので、最初の頃はいろいろ戸惑いもありました。窓口となってくれた人に悩みを相談したりもしました。
そんなある日、車で島を周っていただいていた時に、「ここで降ろしていくから、あとは頑張って」といった感じで、初対面の農家さんの前で降ろされたのです。今思えばそれが始まりでしたね。その時はちょうどボランティアの学生たちも活動していて、一緒になって有意義な時間を過ごすことができました。
今でもその農家さんや学生とは仲良くさせてもらい、現在やこれからにつながる良い出来事だったなと思っています。

最悪の出来事

日焼けです。最初の夏の滞在で日焼け止めを忘れてしまい、その変わり様に島の人も笑うぐらい、こんがり仕上がってしまいました。
その他にも、島中を歩き続けてスニーカーは壊れ、途中で脱水症状になりかけて、通りがかりの農家さんと学生たちに拾われたこともありました。おかげさまで、その農家さんとも今では仲良くさせていただいています。
なんとかなるさ精神故の失敗でしたが、どれも良い思い出になっています。

同時開催

運営終了のお知らせ

当館は2017年1月23日を以って運営を終了しました。長い間ご愛顧いただき、本当にありがとうございました。

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