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展示スケジュール
2014年9月の展示
佐藤 嗣 写真展「MIAGETEMIRU」~東京23区~
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佐藤 嗣 写真展「MIAGETEMIRU」~東京23区~

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

撮影の前に

都心を「見上げてみる」をテーマとしてはみたものの…何を撮ろう?
仕事に出た時、街に出掛けたついでに「見上げると絵になりそうなところ」をチェック。後日、中判の古くて重いフィルムカメラと三脚を持ち出して現場へと向かう。でも、出掛けたついで、通りすがりの限られた景色だけでは、すぐに行き詰まり活動は一時中断。数年を置いた後、23区、それぞれの区に分けて撮影場所を探してみようと思いつき再挑戦がスタート。
その後も順調とは言えないものの、未知の街を巡る小さな旅という別の楽しみ方も加わり、更に数年をかけ断続的ながらも撮影を存続させた。

最も印象に残ったこと

昼夜を問わず発着の止まぬ空港、幾重にも交差する高速道路と鉄道の高架。都市の周辺には、ライフラインとなるエネルギー関連施設、治水や浄水といった水関連施設、そして高い煙突を抱きクリーンな化粧を施されたゴミ処理施設。歴史とともに移転を余儀なくされた工場とその跡地、かつてそこで働く人を集めた工業団地。経済の中心となる高層建築と束の間の気晴らしを与えてくれる商業施設、娯楽施設。ここで生活する人のために、壊しては建てられるマンションとコンパクトに押し込まれた住宅地。川は東京を他から隔て、見渡せない広大な平野の彼方には、展望台に上がって初めて目にする淡い山々の影。
調べるほど、歩くほどに(もちろん全ての街は行けなかったが)、意識することのない東京をリアルに体感したことが、撮影活動の副産物として印象に残っている。

作品エピソード

観光地で写真を撮っていても、それは自然な姿。でも、何を撮っているのか分からない場所に三脚を立て、あまり見かけない大きなカメラを据えて写真を撮る姿は怪しい。本人は、アングルやカメラの設定はもちろん、太陽の位置や雲の動きなど様々なことに必死なのだが、他人から見れば、難しい顔をしてファインダーを覗いていたかと思うと、遠いところを眺めながらウロウロ歩き回ったりと、間違いなく不審者として映っていただろう。
警備員の警告を受けること多々。警察官2人に自転車で追いかけられ、職務質問を受け身分証明書の提示を求められたこともあった。
「常人の理解を超えた、芸術的で精神性の高い作業を為しているのだ(きっと)」と自分に言い聞かせながらも、社会のルールは守り、ヒゲを剃り身なりを整え且つ堂々と振る舞うこと。それも、作品づくりに欠かせない、重要な要素のひとつだったかもしれない。


アクセス

アクセス
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)
開館時間 10:30~19:00
(最終日は15:00まで)
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