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コニカミノルタ 日本
コニカミノルタプラザ
展示スケジュール
2014年3月の展示
夏目安男 写真展「草原の風 SERUUN SALKHI」
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夏目安男 写真展「草原の風 SERUUN SALKHI」

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

新たな試み

美しいモンゴルの草原に変化の波が押し寄せている。12年前初めて訪れたモンゴルで、海のように波打ちどこまでも続くハーブの草原に魅せられた。青い空、白いゲル、家畜の大群など、その美しさ雄大さに私は感動しひたすらシャッターを押した。しかし、魅了され毎年通い続けた草原では、年を追うごとに砂漠化や商品経済化が進み、生活も変化していった。ゲルの屋根にパラボラアンテナ、馬にかわってバイクが家畜を追う。携帯電話、モンゴル帽とデール服姿も少なくなった。景観、風景の美しさだけでなく、草原に起きている変化にカメラを向け始めた。環境や生活様式が変化するなかでも、変わらずに草原への思いや誇りを持って生きる彼らの姿に深く感動した。チンギスハーン以来の草原の民としての誇りと草原の美しさを同じ画面の中に写しこめるようにチャレンジした。

最も印象に残ったこと

何と言っても馬のこと。馬上からは、上から見下ろすようになり、世界が全く違って見えてくる。また、いったん走り出すと、息遣い、ぬくもり、鼓動が直に足から伝わってくる。視界はパノラマのように広がり、草原や家畜の群れが、リズムをもって後ろに飛んで行く。空との距離感も縮まり、馬とともに風になって飛んでいく。走って熱くなった体に、風があたった時の何とも言えない爽快感。思わずSERUUN(気持ちいい)と、モンゴル語が口をついて出る。ああこれが、彼らの原点なのだ。馬上の彼らは、みな凛々しく頼もしい。彼らとともに馬に乗り草原を駈けていなかったら、モンゴルの草の民が感じる魅力が、きっとわからなかったに違いない。モンゴルでは、はるか昔から乗馬の際、利き手に弓や道具を持ち、片手で手綱を操ってきた。私も彼らにならい、左手で手綱、右手にカメラに挑戦した。

今後の作品制作について

これまで夏の草原をテーマにしてきたが、四季を通じて撮っていきたい。また、草原の砂漠化や商品経済の進行、自然災害などで家畜を失った遊牧民の都市への流出が続いている。特に首都ウランバートルでは、国の総人口の約半分近くが集中するまでになった。これまでになかった都市問題も深刻化してきている。この国と草の民の暮らしが、どう変化していくのかしっかりフォローしつづけたい。


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)
開館時間 10:30~19:00
(最終日は15:00まで)
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