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展示スケジュール
2014年3月の展示
小池英文 写真展「生命のめぐる海辺」~ After The Flood II~
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小池英文 写真展「生命のめぐる海辺」~ After The Flood II~

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

新たな試み

ガンガサガール島をはじめて訪れたのは、「ガンジス河の水源から河口までをたどる」という旅の終着地としてでした。島に降り立った瞬間、それまで旅してきたインド世界とは空気ががらりと変わったのをよく覚えています。聖地としての清浄さ、しっかりと手を合わせて挨拶を交わす人々、日暮れとともに民家に点されるロウソクの灯...。そこに広がっていたのは、時間の層をひとつ遡ったようなみずみずしい世界でした。
どこか懐かしさを誘う彼らの暮らしが、未来へとつながるひとつの道標になるのではないか。そんな想いとともに撮影を続けるなかで、今回浮かび上がってきたのが「いのちの流れ」というテーマでした。

最も印象に残ったこと

島はインドのほぼ東端に位置しており、海の向こうにはミャンマーやタイといった東南アジアの国々が広がっています。水気を帯びてしっとりと滲んだ島の風景は、まさに東南アジアの入口を想起させてくれるものです。
島人たちの表情が明るく穏やかなのも、きっと潤いのある気候風土によるものでしょう。とくに女性たちの朗らかさは、伝統的な因習が根強い北インドのなかではひときわ目をひくものでした。
かつてガンジスの源流から旅をはじめ、およそ一年後にこの島にたどりついたときのこと。彼女たちの笑みに触れた瞬間、ここから先にさらに進むと東南アジアの微笑の国々が広がっているのだなぁと、しみじみと感じたのを覚えています。

今後の作品制作について

ガンガサガール島をテーマにした写真展は今回で二度目となります。前回は2012年、「海と人のあいだ ~After The Flood」と題して、海に祈りを捧げる人々を中心に展示を行いました。
現在は、三作目となる作品の撮影をはじめています。視界の先にあるのは、島に刻まれたサイクロンの傷跡。そして、神話の力でその傷を鎮めようとする人々の営みです。
島ではこれまでサイクロンの高潮被害によって多くの人命が失われてきました。しかし、彼らはたとえ海に呑まれて命を落としたとしても、「母なるガンジス」に還ってゆくのだから幸せなことだ、とその死に祝福を与えてきました。
死の力を敬うこと、それは自然の一部として生きる彼らにとって魂の技術なのかもしれません。今後さらに撮影を続け、いつか三部作としてすべてをまとめられればと考えています。


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)
開館時間 10:30~19:00
(最終日は15:00まで)
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