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展示スケジュール
2013年10月の展示
山村晃弘 写真展「MOROCCO」~世紀末マグレブ モロッコの記憶~
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山村晃弘 写真展「MOROCCO」~世紀末マグレブ モロッコの記憶~

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

撮影の前に

写真は、1982年から1984年にかけて撮影したものです。
モロッコ王国は敬虔なイスラム教徒が大半で、写真を撮るという行為は、魂を奪うに等しいという迷信が少なからず残っていた時代でした。
そんなある日、シャッターを切る私の頭に、反感をかった人から投じられた石が命中して、しばらく外を歩けなくなったことがあります。何らかの疑いをかけられたのか、私服警察が宿まで来て、私の二台のカメラを没収、後日それを受け取りに行ったとき、裏蓋がこじ開けられていたことも。
このような想定外のトラブルにより、モロッコの写真撮影に悩んでいたときもあったのですが、幾度かジブラルタル海峡を行き来するようになり、マラケシュという街に、ベン・モハメッドという知人を得る事ができました。”マラケシュの顔”ともいえるこの人物を、なんとかカメラに収めたいと思い続け、氏の肖像写真を撮らせていただいたことが、すべての撮影の転機となりました。

最も印象に残ったこと

夜が遅い生活に慣れていた私にとって、モロッコの朝はとてつもなく早いものでした。
一番鶏が鳴くと間もなく、街のあちこちのスピーカーから「アッラーアクバル、アッラーアクバル(アッラーは偉大なり)」という、モスク(イスラム寺院)からの大音響がこだましてきます。イスラム教徒にとって、日に五回、聖地メッカに向かってお祈りを奉げるその一番目。
この大地をも揺るがせるほどの大音響、最初は驚きと雑音でしかなかったのですが、慣れてくると目覚まし時計となり、そしてコーラン(イスラム経典)の調べとして心地よく感じられるようになっていったのですから、何とも不思議なものです。

作品エピソード

昨年、体調を崩したことがきっかけで、遅い青春時代の全てをかけて撮影したものの、ゴミやキズがあまりに多すぎ、紙焼き現像をあきらめていたモロッコの写真の存在がどうしても気にかかり、見直してみることにしました。
デジタルに切り換えてから、フォトショップの操作ができるようになり、電線のように走っていたキズも簡単に修復できることがわかりました。
結果、今日まで約30年ほどネガフィルムの中に眠っていた、あの頃の初めて見る映像がよみがえったのです。


アクセス

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東京都新宿区新宿3-26-11
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開館時間 10:30~19:00
(最終日は15:00まで)
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