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コニカミノルタプラザ
展示スケジュール
2013年5月の展示
井田裕二郎 写真展「鄙に生きる -中国少数民族-」
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井田裕二郎 写真展

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

撮影の前に

中国少数民族をモチーフとして単身で撮影するには、いくつかの問題点をクリアする必要があった。まず最初に中国撮影ツアーに参加してみて単独撮影が可能かどうか調べた。言葉の問題が有ったが、普通語(北京語)が山深い奥地でも普及していることが解ったので、中国語教室へ通いながら知人をつてに在日中国人と交流を持ちつつ、最低限の会話が出来る準備をした。
現地での移動、宿泊、食事、マナー等の行動方は中国奥地を良く知っていたバックパッカー経験者からアドバイスをもらい、すこしづづ問題点をクリアして行った。撮影とは別の分野での準備ではあったが、良い経験が出来たと思っている。

最悪な体験

甘粛省の孕曲草原の悪路をチャーターしたジープで走行中の出来事だった。
高山病の頭痛の為、高地での撮影を早めに切り上げて下界を目指していた私の眼に、車窓からある光景が飛び込んで来た。それは山羊の大群がこちらに向かいながら急な坂を降りて来ているところで、その眼光は虹色に光り輝いており息を呑むような光景だった。しかし、意識もうろうだった私は、車を停車させて撮影することもなく見逃してしまった。偶然の出会いを求めて撮影をしながらここまでやって来ていたのに、とても残念で悔しい体験だった。

最高の出来事

四川省の山奥を移動中、道路が土砂崩れで通行止めになり、金川という町に降り立った時の事だった。近くにチベット仏教の寺があるというので出掛けてみた。参拝者の若いカップルが一組いただけの小さな寺だったが、そのカップルの女性が私に自宅に食事に来ないかと誘って来た。夫が職業カメラマンで、日本人のカメラマンから色々な話を聞きたいと言った。その晩、話が盛り上がり、翌日から彼の同僚・友人も交えての撮影行に同行することになった。国慶節の時期ということもあり各地で行事や祭を撮影することが出来た。2日目の朝だった、突然の耳鳴りと頭痛で苦しむ私を、彼は遠方の病院に連れて行き、ホテルを手配し、2日間看病までしてくれた。驚いた事に別れの時、私の病院代・宿泊代・車代も含めた旅行費総額を仲間の人数で均等に割ると言った。拒んだ私に、それがチベット族の仲間のやり方だと私に言い張った。涙がこみ上げてきた。短い期間だったが、彼らが日本人の私を仲間として受け入れてくれた事に感激したのを忘れることが出来ない。

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