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展示スケジュール
2013年8月の展示
星野俊光 写真展「Cats on the Shore」 ~海辺に生きる猫たちの記憶~
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星野俊光 写真展「Cats on the Shore」 ~海辺に生きる猫たちの記憶~

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

撮影の前に

先ず、頭の中でイメージを描きます。地図を眺め、ロケハンし、猫の行動パターンをリサーチし、潮見表で月齢と干満を調べるなど、準備はむしろシャッターを切る事より重要視します。しかしそれは、絵コンテを書くような行為ではありません。作画イメージの引き出しをたくさん準備する事に他なりません。相手あっての撮影ですし、天候や自分自身の心のブレなど、意図や想像を超えた出会いの積み重ねが「写真を撮る」という行為だと思っています。だから、その日どこに行くかは、移動の車中で決めます。気持ちが乗らなくても、とにかく車を出し、どこかの現場に出向きます。そうしないと、次のイメージも浮かびませんし、シャッターも切れませんから。

最も印象に残ったこと

「9月の大潮の夜、母子で砂浜を歩く猫が見られるよ」
漁師の言葉に半信半疑でした。猫は警戒心が強く、退路の無い海辺を歩くはずがない。しかも、猫は水を怖がるではないか。しかし、それは真実でした。ある日曜日、休日出勤を終え、いつもの砂浜に19時過ぎに到着。撮影目的ではなく漁師さんと猫たちに会うのが目的で気楽に行ったのですが、砂浜で目の当たりにしたのは、満月の月明かりに朧浮かぶ母猫と数匹の子猫の姿でした。海で生きて行く術を授ける母猫の愛と、勇気を振り絞り波打ち際を懸命に歩く子猫の姿に心が震えました。

作品エピソード

「犬猫写真」。撮りやすい被写体を安易に撮る事の比喩で、決して褒め言葉ではありません。猫をテーマに撮影した写真が「作品」として評価されることは珍しく、実際私もそう捉えていました。しかし、フィルムからデジタルへの移行期に、テスト用に購入したデジタル一眼レフカメラで、近所の野良猫をたまたま撮影してからは、その考えが変わりました。身近過ぎて見ようともしていなかった野良猫たちの日常は、実は写真のテーマとしてとても魅力的でした。また、実体験として、デジタルカメラのセンサーは、フィルムのように「光を受け取る」のでは無く「光を探しに行く、集めに行く」特性が有ることに気が付きました。その特性を活かせば、本来夜行性である猫たちの夜の世界が写せるのでは?と考えました。撮影対象として選んだ地域は東京湾でした。風光明媚な場所や、のどかな下町では無く、あえて誰も見向かない雑多で乱暴な景色が混在する東京湾岸で暮らす野良猫たちを選びました。2005年から東京湾岸に暮らす野良猫たちにテーマを絞り撮影してきました。今回の展示は、その中から千葉県のある地域に奇跡的に残った天然の砂浜で暮らす野良猫のファミリーを2年間にわたり記録した作品となります。


アクセス

アクセス
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)
開館時間 10:30~19:00
(最終日は15:00まで)
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