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コニカミノルタ 日本
コニカミノルタプラザ
展示スケジュール
2013年4月の展示
須藤明子 写真展「白く静かな空の下」
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須藤明子 写真展「白く静かな空の下」

展示内容の詳細


作者の撮影ノートより

新たな試み

今回は撮影をする際、瞬間を「待つ」ことが多くあり
ました。今までは歩いて歩いて、その時を「探しにいく」ということがほとんどでした。基本的にはそのスタイルは変わらないのですが、今回は気になった場所に立ち、雲が動くのを待ったり、風が吹くのを待ったり、鳥が去っていくのを待ちました。自分が決めるのではなく、誰かが決めたタイミングというのもあるのかと思う程でした。それは自分の都合だけでなく、その場所に体をゆだねながら撮影すること。自分とまわりの世界とが一体になるのを待つというような、そんなに長くない時間です。

最も印象に残ったこと

生まれ育った東京も、母親の実家のある長野も雪の少ないところで、小さな頃から雪深い場所に憧れを抱いていました。友人の住む青森県に通うことで雪深い場所が私にとって一番の「旅」だということに気がつき、今回の撮影場所は青森にと決めました。
撮影をして初めて気がついたことですが、雪の世界は静かです。その中を歩くと自分の息の音、心臓の振動もどんどん際立ってきます。どんどん研ぎ澄まされて行くのと同時に、この世で一人なんじゃないかと錯覚し始めるのです。その音のない世界でカメラを構えます。シャッターの音が響く同時に、どっと外の世界が私の中に入ってくるような気がして、とても不思議な感覚でした。

今後の作品制作について

私は常に「旅に出た時の自分」と向き合ってきました。
この場合の「旅」というのは「日常」と反対の意味です。「旅」をすることで、私にまとわりつくたくさんのモノを脱ぎ捨てて、一人になることができます。撮影する場所を選択し、撮影する瞬間を選択し、大量のそれらを選ぶ「写真」という行為を通して、自分が何者であるかということを問うことを繰り返しています。
今回は雪深い場所で一人になって、自分と向き合うことが出来たのではないかと思います。また、場所にかかわらず、今後もこの行為を続けていきたいと思っています。

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