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コニカミノルタプラザ
展示スケジュール
2012年11月の展示
村上康成、ヨシカワゴエモン「絵本とスポンジアート~ようこそ、ちいさな大自然へ」
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村上康成、ヨシカワゴエモン「絵本とスポンジアート~ようこそ、ちいさな大自然へ」

村上康成、ヨシカワゴエモン「絵本とスポンジアート~ようこそ、ちいさな大自然へ」

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開催概要

コニカミノルタが運営するギャラリースペース、コニカミノルタプラザ(東京都・新宿区)は、文部科学省の教育・文化週間にあわせ、その発展を支援する取り組みとして、絵本作家を中心とする展覧会を開催しております。第6回となる今年は11月1日(木)より、村上康成、ヨシカワゴエモン「絵本とスポンジアート~ようこそ、ちいさな大自然へ」を開催いたします。村上康成氏の描く大自然の中の魚や森の生き物たちの絵本は子供達や我々の心に響きます。ヨシカワゴエモン氏はスポンジで絶滅危惧種をはじめ多くの動物を制作、完成度の高いその作品世界は幻想的な魅力に満ちています。それぞれの作家がつくりだす「溢れるいのち」の時間と空間を、ぜひこの機会にお楽しみください。

コニカミノルタプラザでは、今回のように表現が異なる二人の作家による展覧会を含め、コミュニケーションメッセージである"Giving shape to ideas" 「革新はあなたのために」のもと、環境と、社会、文化、芸術への貢献を目的とした展示やイベントを開催してまいります。

「石のきもち」ひさかたチャイルド

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展示内容

村上康成 絵本原画展/ギャラリーC(展示予定作品 約60点)

自然派アーティスト村上康成氏の絵本原画を展示いたします。子どもの頃からサカナ釣りと絵を描くのが好きだった村上氏は自然と触れあうことから多くの人気作品を作り出しています。その絵は、シンプルでありながら、ディテールが巧み。絵本展開からあふれる躍動感、自然の厳しさ、美しさが体感でき、我々の心を刺激してくれます。名作から新作の絵本原画をダイジェストで、さらに渾身のタブローまで多数ご覧頂きます。

村上康成

1955年 岐阜県生まれ。

主な受賞歴

1986年 ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、『ピンクとスノーじいさん』
1988年 ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、『プレゼント』
1989年 ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、『ようこそ森へ』
1991年 ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレで金牌受賞、『ピンク!パール!』
1997年 第48 回全国カレンダー展特別部門賞受賞、『森へようこそ』
2003年 第8 回日本絵本賞大賞受賞、『なつのいけ』
2012年 『999 ひきのきょうだいのおひっこし』2012年ドイツ児童文学賞ノミネートおよびこどもたちが選ぶGoldener Buecherwurm「金の本の虫」を受賞

「999ひきのきょうだいのおひっこし」(ひさかたチャイルド)「ふゆのあさ」(ひかりのくに)「ピンクのいる山」(徳間書店)

ヨシカワゴエモン スポンジアート展/ギャラリーB(展示予定作品 約25点)

日本でただ一人のスポンジオブジェアーティスト、ヨシカワゴエモン氏のリアルでキュートな海の生きものたちをご紹介いたします。スポンジシートで立体造形し、大胆な演出を施し、素材と空間全体を考慮したヨシカワゴエモンの真骨頂をみることができます。見事にリアルでありながら少しデフォルメされたディテールを備えたクジラ、マンタ、タコや光を発する生きものなどがいる深海の風景へご案内いたします。

ヨシカワゴエモン

1957年生まれ。
店舗・イベント・雑誌・広告などのアートワークで活動。
「ソラヲトブ・・・フシギ・・・」をテーマに、爬虫類・昆虫・人など、スポンジや金属のオブジェを制作。
ゼンマイや電気で「動き・音・光」を盛り込んだオブジェによる空間作りも手がける。国内外で個展・企画展多数。
京都造形芸術大学 芸術学部 マンガ学科 教授。 現代日本美術会参与。

マキガイとウミウシ

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イベント

「村上康成トークショー」開催

11月3日(祝・土)の14時より、当館イベントスペースにて絵本作家・村上康成さんによるトークショーが開催されました。当日は、ご自身の絵本の朗読をはじめ、大型モニターを使っての作品や写真の上映、さらにはウクレレの演奏と歌を披露していただくなど、盛りだくさんの内容のトークイベントとなりました。村上さんがライフワークとしている“絵本”と“釣り”のことについて、約1時間、とても楽しいお話を聞かせていただきました。

たくさんのお客様が集まった会場に村上康成さんが拍手で迎えられ、イベントがスタート。デビューから今年で30年を迎えるという村上さん。まずはご自身のプロフィールを、エピソードを交えて紹介していただきました。絵本が持つ世界観に憧れ、“絵本づくり”を始めた村上さんでしたが、当初は何をテーマに描けばいいか、とても迷ったそうです。そんなとき、編集者の方から“釣りが好きなら、釣りのことを描いてみては?”とアドバイスされ、以来、手がけた絵本は200冊におよぶといいます。

1つ1つの作品が“自分を育ててくれた”と話す村上さん。今年はその作品でドイツ旅行も経験したとのこと。絵本『999ひきのきょうだいのおひっこし』がドイツ児童文学賞にノミネートされ、式典参加のためにフランクフルトを訪れたそうです。ここからは、その『999ひきのきょうだいのおひっこし』を朗読していただき、ドイツ滞在中の写真をスライド上映しながら、旅先でのさまざまなエピソードを披露していただきました。

毎日通ったレストランの料理のこと、本場ドイツで飲むビールの味、そしてフランクフルト・ブックフェアの雰囲気や授賞式の模様など。つぎつぎに写真を見せながら、そのときの状況や感想をつぶさに語ってくださいました。グランプリを逃したのに“ここに来れたことがうれしい”と号泣した出版社さんのお話や、ドイツ語版の出版社さんが内輪で催してくれたお祝いの会で日本語の「赤とんぼ」とオリジナルの持ち歌を歌ったお話など、村上さんの心温まるエピソードの数々に、会場のみなさんも笑顔で聞き入っていました。 <帰国後、『999ひきのきょうだいのおひっこし』はドイツの子どもたち(7歳~21歳)によって編成された青少年委員会が選ぶGoldener Buecherwurm(金の本の虫賞)を受賞したという連絡が入ったそうです。>

本日2度目の朗読は、デビュー作『ピンク、ぺっこん』。そして、お話は村上さんのもうひとつのライフワーク“サカナ釣り”の話題へ。ここでも大型モニターに写真を映して、釣り上げた魚のことや、自然や人々との出会い、さらには釣りを通して考える人生のことなど、村上さんのお人柄が感じられる楽しいお話を聞かせてくださいました。

じつはCDも出されているという村上さん(多才!)。イベントの最後は、そのCD『イルカの風』を特注のヤマメ(!)のウクレレを演奏しながら披露してくださいました。朗読あり、トークあり、歌ありと中身の濃いあっという間の1時間でしたが、お客様には満足いただけたのではないでしょうか。たくさんのみなさまにご参加いただき、ありがとうございました。

スポンジアート ワークショップ「スポンジオブジェをつくろう!」開催

11月4日(日)、13時からと15時からの2回(各回約1時間)にわたってヨシカワゴエモンさんによるスポンジアート ワークショップ「スポンジオブジェをつくろう!」(サカナ編)が開催されました。当日は、親子で来られたお客様を中心にたくさんの方が参加されて、ものを“つくる”楽しさを体験していただきました。鑑賞することから一歩踏み出したアートの楽しみ方を知っていただくいい機会になったことと思います。

「今日はみんなでこれをつくります!」とサカナのスポンジオブジェの見本を手に、まずはゴエモン先生から作業の説明がありました。先生のテーブルにみんなが集まって型紙の切り方をレクチャーしてもらったあと、さっそく各自のテーブルに戻って作業開始!用意された3枚の型紙にハサミを入れていきます。器用に素早くハサミを動かすお子さんもいれば、じっくり丁寧に切り進めるお子さんもいて、それぞれに個性が出る作業風景でしたが、おしゃべりもせず真剣な表情で取り組んでいる姿はみなさんいっしょだったようです。

型紙づくりが終わった人から、白・青・緑・黄・ピンクの5色が用意されたスポンジシートを自由な組み合わせで選んで、つぎの作業へ。サカナの胴体や背びれ、尾びれなどがカラフルに仕上がるとあって、ここでも見本と照らしてじっくり色を選ぶ人がいれば、逆に迷わず色合わせをすぐに決める人もいて、あらためて“つくる”ことは個性を育てることなんだなと感心しました。

今度は、選んだスポンジに型紙を当て、マーカーで切り取り線や切り込み線などを描いていきます。それが済んだ人は、マーカー線に沿ってスポンジを切ったり穴をあけたりしました。ゴエモン先生もそれぞれのテーブルを回りながら、スポンジの切り方を教えてあげるなど、とても忙しそうでした。全体的になかなか根気のいる作業だと思いましたが、終盤にさしかかってもみなさんとても集中して取り組まれていたようです。

最後はいよいよ組み立ての工程に。意外に“組み立て”がむずかしく、戸惑う方もいらっしゃったようですが、それでも完成品が仕上がるとそれぞれのテーブルからは歓声があがっていました。お子さんたちもさっそく手にはめて、ゴエモン先生の作品が展示されているギャラリーの中を(海の中に見立てて)楽しそうに走り回りながら泳がせて遊びました。ご来場いただいたお客様には、今回のワークショップを通して身近なアートの楽しさを実感していただけたのではないでしょうか。たくさんのご参加をいただき、ありがとうございました。

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