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佐藤文則写真展


作者コメント

2010年1月12日、カリブ海に浮かぶ島国ハイチで発生したマグニチュード7.0の地震は、首都ポルトープランスとその周辺地域を直撃。死者約23万人、負傷者約31万人 全壊・損壊した住宅は約30万戸以上など、甚大なる被害を引き起こした。 写真展タイトルの「テヤ・トランブレ」は、ハイチのクレオール語で「地震」を意味する言葉である。 ハイチに到着したのは地震から3週間後だった。慣れ親しんだポルトープランスの街並みは、無残な姿に変わり果てていた。思わずため息がでた。倒壊した建物のありさまに、圧倒されたからではない。重く、冷たいコンクリートの床と屋根の下から、押しつぶされた人々の断末魔の叫び声が、聞こえてくるような気がしたからである。その声は今も私の脳裏から離れない。 写真は被災の様子と被災民キャンプで生活する人々の姿を捉えたものである。一日も早い復興を願うと共に、写真展を通じて、ハイチを襲った悲劇と、どんな過酷な状況においても逞しく生きる人々の力強さを感じてもらえばと思う。

作者略歴

佐藤文則(さとう・ふみのり)

フォトジャーナリスト。明治大学文学部卒業後、1979年に渡米し、San Francisco City Collegeで写真を学ぶ。フォトエージェンシーの「Impact Visuals」(New York)、「Sipa Press」(New York)を経て、現在「OnAsia Images」(Bangkok)に所属。1988年からハイチ取材を開始。他に米国、東南アジア諸国を中心に活動する。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。

主な著作

「慟哭のハイチ 現代史と庶民の生活」(凱風社)、「ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち」(凱風社)、写真集「ハイチ 圧制を生き抜く人びと」(岩波書店)

展示作品

モノクロプリント 全紙 約35点


アクセス

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