content

佐藤圭太写真展


作者の撮影ノートより

新たな試み

都市空間とそこにいる人々を写すことで、都市独特の「音」の世界をつくり出そうと考えました。
もともと都市の建造物(主に夜景等)を撮ることが好きでよく撮影していました。しかし撮影を続ける中で、何かもっと明確なテーマを持って作品づくりを行いたいという気持ちが強くなり、都市空間における人の在り方に着目しました。今までは構造的に写したり、都市的な要素を表現しようとしてきましたが、その中にどう人を写すのかを考え、都市と人との関係を意識しながら作品づくりを続けました。そしてある時、自分の作品を並べて客観的に見ていたら、何か静かに響く「音」のようなものが感じられたんです。それは自分にとってはとてもおもしろい発見で、その後もその感覚に従って夢中で作品づくりを続けました。

最も印象に残ったこと

写真を撮る行為を通し、自分自身の写真に対する意識が変化してきたことです。
このテーマで撮影を始めた頃は漠然と自分がいいなと感じたものを感覚的に撮り、プリントした写真を机に並べてセレクトする作業を繰り返していました。その作業の中で、単純にいいと感じた作品をただ並べていくだけではメッセージ性が弱く、もっと自分自身と向き合ってみる必要性を感じました。普段から世の中に対して何を感じているのか、今現在の世の中はどういう状況なのかを意識し、関連のある本を読んだり似たテーマの写真展・写真集を見たり、言葉を調べたりしました。そしてそれらの作業をまた撮影に還元し、セレクトする際に再度新たな考えを探る、というサイクルを何度も繰り返しました。写真と一言で言っても本当に様々な要素が絡み合っており、最終的には自分という一人の人間が何を伝えたいのかが一番大事なことだと、今回の作品づくりを通して改めて強く感じました。

今後の作品制作について

今後も都市をテーマに作品を撮り続けようと思っています。基本的には今と同じスタンスで撮り続けていく中で、また違った視点からも都市を表現していく方法を模索していこうと考えています。とにかく歩きまわっていろいろなものを見て、感じて、写して、本なども読んだりしながら考えていこうと思っています。普段から当たり前だと思っていることが本当に当たり前なのだろうか、といった疑問の目を大切にしながら追求していくつもりです。もっともっと幅を広げながら掘り下げていきたいですね。そして今後何度か作品を発表し続け、「都市」シリーズとして写真集を出したいなと考えています。

作者の製作現場からトップに戻る


アクセス

アクセス
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

ページトップへ戻る