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市川恵美写真展


作者の撮影ノートより

新たな試み

2005年秋から翌年の夏にかけて東京をスタートに地元の浜松、郷里の高松の3か所で写真展を開催した。「佐鳴湖日記」と題するこの写真展は自分の庭のように親しんでいる佐鳴湖を10年間に渡って撮影し、まとめた作品だった。身近な自然だったので多くの方に楽しんでいただけた。その後撮り続けてきたのが今回の「うらうへ」。まず題名から、いったいどんな写真展なのだろうと疑問に思われるかもしれない。「うらうへ」は裏表。自分の心の両面性を表す。心象風景を淡々と綴った自画像ともいえる。瀬戸内海の海辺の町で育ったせいか「水」に惹かれる。作品はすべて水を媒介にして表現している。

最も印象に残ったこと

何処で撮影したかはこの写真展では意味を持たない。身近な場所から日本全国津々浦々、ロシア、メキシコで撮影しているが、写真を見て何処で撮ったか、わかるものは一枚もないだろう。しかし水は各地の生活から気象状況まで映し込むので面白い。私はただ感じたままにシャッターを切るだけだった。ミステリーツアーのように会場でこの写真展は何なのだろうと自由に考えてほしい。一枚でも誰かの心に残る作品があれば嬉しい。写真展にあわせて写真集も作ったが、この過程で作品を発表するということについて悩み、考えることがあり、良い経験ができた。

今後の作品制作について

今回も地元、郷里での写真展を計画しているので、しばらくは次の作品制作に取り掛かれないかもしれないが、水はライフワークとして撮り続けるだろう。
それとは別に、テーマをガラリと変えて人物を撮りたいと思っている。また、見る人に喜んでもらえるような、写真を使って絵本のようなものを作るのも面白いだろう。自由に、しかし真摯に写真と向き合いたい。

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