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小林信子写真展


作者コメント

それまであまり関心を寄せることのなかった中国に、弟の結婚式出席のため、初めて訪れる機会がありました。到着した北京、義妹の実家のある南京、そして上海へ。この国について、自分の中で既成された映像イメージをほとんど携えずに行き、そこで営まれている生活、通りの人々、路地の店、等々、日常に流れている風景を見てきました。
それから1年後、オリンピックで取り壊される前の胡同(フートン:北京の、古くから庶民の生活が残っている裏道)をもう一度撮っておこうと、北京と、知人の住む上海を訪れました。前回、洗濯物の下がった風景をとったはずの家の前を通ると、そこはすでにひとの気配がなくなり半分壊されかけていました。こんなにも早く失われ、変わっていくことに衝撃を感じながら、それでも未だにそこに息づいている生活を探して歩きました。
その土地の空気と匂い、人の声や町の音などの気配というものは、きっと、ずっと以前からの一本の線の延長上にあり、時の流れとともに変化をしても、その線を途切れさせることはなく先へ続いて行くのであろうという思いが、映像とともに残りました。

作者略歴

小林信子(こばやし・のぶこ)

1969年 東京都生まれ。文化学院 英語・英米文学科卒業。
1998年 渡英。イギリスで、アート&デザインと写真の基礎を学んだ後、ロンドンカレッジ オブ プリンティング大学で写真を専攻。大学在学中、マグナムフォトロンドン支社で編集部のアシスタントをする。
2005年 帰国。
2006年 写真家松本路子氏主宰のM's workshopに参加、現在に至る。

過去の受賞/写真展

2006年 トミオカホワイト美術館(新潟) 公募「白の世界」金賞受賞
2007年 個展「London 2001-2006」 開催(コダックフォトサロン)

展示作品

モノクロプリント 半切 約30点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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