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堀内陽子写真展


作者の撮影ノートより

撮影の前に

写真を撮りに行くときには、カメラとフィルムと必要最低限のものだけを持って、撮影のために出かけます。だいたい2、3か所の、人が比較的多そうな目的地を決めていくことが多いです。最初の目的地で、調子が良ければ撮り続け、今一つであれば、途中道草をしながら次の地へ移動しています。困るのは場所を移動するも、にっちもさっちもペースがつかめないときです。そういう時には「それでも何か打開されるかも」と粘るときもあれば、あっさり買い物や映画鑑賞に転じることもあります。

最も印象に残ったこと

必ずベタ焼きをしてキャビネにプリントする写真を選んでいます。撮影時は撮ったそばから忘れてしまっていることが多いので、ベタを見ながら一度通った道を再びなぞっている気がします。ベタは基本的に何回か見直しをしています。ベタで選択した写真をキャビネにプリントしているので、少しでもいいと思われる写真を増やしたいという気持ちもありますが、先入観や思い込み、独りよがりをできるだけ排除する意味もあります。「撮れた!」と思ったはずのコマがなかなか見つからないことや、シャッターを切ったときの感触以上にカメラが写してくれていることもあり、そういった面が面白いと思います。

作品エピソード

ある目的地に着くと、歩く道の方向や順序は変えながら、一定時間その地に留まることになります。ぐるぐるとその界隈を徘徊していると、私に同じ人が同じティッシュを配ろうとしたりします。また、私の向けたカメラに気がついて、一瞥されることもありますが、すぐに頭の中の記録と記憶が消去されてしまうのか、ほとんどそのまま目線を外されます。周りを見ていないのか、見ようとしていないのかは不明ですが、皆、あまり人のことを気にしていないようです。
イベント会場やお祭りなどでは、賑やかなグループばかりのようで、よく観察すると、一人でいる人も意外と多いことに気がつきます。

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アクセス

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