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石川博雄写真展


作者の撮影ノートより

新たな試み

「盗撮」という言葉が新聞やTVに使われるようになり、世間の見る目が変わったように思う。自分自身が意識過剰になったのか、どうも街で写真(スナップ)が撮りづらくなった。カメラを持って街を歩いていると、他人がカメラを意識していることが分かる。別に卑猥な写真を撮るわけではないのだ。他人の視線を意識して写真を撮ることは私自身が嫌なのだ。だから次第にスナップを撮らなくなった。
そして私の気持ちのなかに長い時間が経過した時、まぁ世間に腹を立てていても詮がない。
まぁ自分の写真を撮れば良いのだ。なんとか自分自身に決着をつけてコンパクトカメラを手にして再び街を歩いた。
そこには、すこしのユーモアと私の気持ちが片隅に写っていればいいのです。

最も印象に残った事

街は、人が少なくなっていた。
年寄りは介護施設へ入居してしまい、
子ども達は ぶっそうな外では遊ばない。
街は、車だけが走っている。
人と出会わない街を歩いて、時々立ち止まりシャッターをきる。
掌中のカメラには猫や犬がいる街の光景が写っていた。
それは、いつもの街の見知らぬ街と懐かしい街だ。

今後の作品制作について

Webでの発表はデジタルで、個展や写真集はモノクロフィルムを使用して、二刀流でやってゆくことになるでしょう。私は、写真集を上梓したことがないので、死ぬまでには一冊は作りたいと願っています。
何も主張がない。何の思想もない。何の誇張もない。
ただ眺めて、ずーと眺めて、時間の経過に色あせない、感性が陳腐化しない、身勝手で贅沢な写真集にしたい。
これだけ吹聴して公言しておけば、作らずには死ねないので、この場を借りて記しておきます。

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