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金瀬 胖写真展


作者コメント

10年ほど、とくにこの2年間、千葉をあてどなく歩いてきた。あてどなく、というのはフィルムの記憶力に身を任せることで見える何かを求めてきた。その歩行を繰り返すうちにいつか順路や滞留する区域ができ、それは船橋、谷津、千葉、富津などで、写真に写るものを見ると、高度成長前の記憶と今とを二重写しにしてきたのだと思う。そこは京葉工業地帯の中心地で、高炉の煙や巨大石油タンクは成長の象徴、郷土の誇りでさえあった。万人がそれで豊かになると夢想していた時代はとうに終わり、静かになった街は夢の跡を隠すことさえ忘れ、過去と今がアマルガムになって銀色に輝いて見える。その銀色の街をモノクロームで見ていただきたいと思う。

作者略歴

金瀬 胖(かなせ・ゆたか)

1944年 千葉県生まれ 日本写真家協会会員 現代写真研究所講師
1984年 個展「日本フィル」
1985年 共著「日本フィル」
1992年 個展「音が生まれる」葛飾シンフォニーホール
共著「上海青浦の春」
1995年 個展「千葉・所業風色」コニカプラザ
1998年 個展「姿婆風景」コニカプラザ
2000年 写真集「ZONE」(第12回「写真の会賞」受賞)
共著・写真記録「坂本弁護士救出運動の記録」
2003年 写真集「東海村・臨界の記憶」
2007年 写真集「EXPOSED・東海村感光録」 他
現在、「音楽家」「東京」などを撮影中

展示作品

モノクロプリント 半切 約45点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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