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徳田敬太写真展


作者の撮影ノートより

撮影の前に

韓国の板門店へ撮影に行った時のことです。いつものようにツアー会社へ行き、ツアーを予約。そして、バスに乗りソウルから板門店へ。ここまでの流れはいつもと変わりませんでしたが、いざ現地に着いてみるとさすが北朝鮮との国境。ピリピリとした空気で今まで撮影してきた場所とは雰囲気が違います。「北朝鮮に亡命すると思われてしまうので、建物の中にいる兵士より後ろには絶対に入らないようにしてください。」と、ガイドさんが皆に注意を促します。建物の中に入れる時間も長くないらしいので、集中して緊張しながら中へ入って行きました。

最も印象に残ったこと

今まではテレビやその他の情報で知って、「行ってみたい」とか「見てみたい」とかしか思っていなかったような場所へ実際に行って、本当に自身がその場に立って撮影していること。 撮影がうまくいって楽しい日があったり、とても大変な日があったりしましたが、そんな旅先での撮影や出会い、食べた物や感じたこと全てが大事な想い出です。

作品エピソード

エジプトのシナイ山へ行った時のことです。深夜に麓の宿からその宿に泊まっていた方たちに同行してシナイ山の頂上へ向け出発しました。だんだんと村の灯りが遠くなっていき、気がつけばあたりは真っ暗です。かろうじて見える山々の先、自分たちの頭上にはまさに無数の星が広がっています。風と自分たちの話声以外無駄な音が何もありません。しばらく上を見上げていると、すっと流れ星が空を切ります。そんな景色に見とれながら歩いて、地平線が色を出し始めた頃に頂上へ到着しました。見る見るうちに夜から朝へと変わっていきます。そして太陽が地平線から少しずつ出てきました。ずっと遠くの山々や眼下に広がる景色がはっきりと見えるようになり、山は太陽の色を反射してすごく綺麗でした。とても寒かったのですが、そんな朝の中撮影できたことに感動しました。このシナイ山は夜も朝も下山するときの景色も全部忘れられないものになりました。

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アクセス

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