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小野 努写真展


作者の撮影ノートより

新たな試み

今回「社会の窓」という作品を制作するにあたって一番の新たな試みと言えるのは、作品テーマへの取り組み方だった。一切の感情を排除し、周りを一歩引いて客観視する事。そうした今までの自分になかった構え方によって、ただ流れる日常の中に意識を流し込み、冷静な判断を持って対象を見つけ、正面から向き合い作品を制作する事が出来た。そのためには、撮影時にフラットな気持ちを保ち続けることが大切な事で、それが平然とできるようになってようやくここまできた。

最も印象に残ったこと

撮影後プリントをした際に、自分の知らなかった様々な新しい発見があり、面白かった。写り込んだ人の表情や仕草、改めて見ると印象を変えるもの、カメラに向かって反応している人によって気付かせたもの。それらは一瞬だけ僕の意識の中に流れ込み、快感を味わうことができた。おそらくこの過程で費やす時間こそが、自分にとって意味を持ち重要なものだったと言える。

今後の作品制作について

「社会の窓」では、先にある様に自分の外の世界に目を向け、その世界である社会に自分を投影する事で自分自身を探し、存在確認をする様に作品制作をしてきた。
今後はその場を自分自身に移し、自分の中で自らを探って行きたい。それは、自分をさらけ出すこと、とりまくものたちを飾り付ける事無く写真にしていくことで、自分を客観視するという事だ。自分自身に嘘をついてまで写真をやりたくない。それが決して綺麗なものにならなくてもかまわない。ただ自分のために、正直に制作をしていきたいと思っている。

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