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甲斐扶佐義写真展


作者コメント

京都に住んで40年、この町の魅力はつきることを知らない。とりすました街並み、神社、仏閣、花街、新旧文化の混在、歴史の積み重ねや重さなどではない。素顔の市民が織りなす生活の綾、その底に沈んだ澱、コミュニティの「社会的無意識」が露出する瞬間がある。それが私の目に魅力として写る。祭、火の現場など(ハレ)、非常事態でももちろんそれは窺い知れる。しかし、ぼくを虜にしてやまないのは日常である。町なかの老人の立ち話、川べりの夕涼み、子どもの扽鉢僧との接し方、街角に座り込む鋳掛屋さん、みたらし団子売りもするチンドンの鴛鴦夫婦、定刻散歩をくりかえす書家、手をひきあう老女たち、縕袍で繁華街へ繰り出す人間国宝など、その魅力は枚挙にいとまがない。今回の展示では、素顔の京都の魅力を存分に伝えたい。その写真群のなかに、著名人の肖像も発見するかもしれない。

作者略歴

甲斐扶佐義(かい・ふさよし)

1949年 大分県生まれ
1968年 同志社大学政治学科入学後、即除籍
1972年 「反戦喫茶ほびっと」(岩国市)つくりに、中尾ハジメ氏(現 京都精華大学理事長)とともに大工として参画
フォークの神様・岡林信康氏、中尾ハジメ氏らと喫茶「ほんやら洞」(京都)オープン。店主。
1985年 京都木屋町四条上るにヤポネシアン・カフェバー「八文字屋」オープン。店主。
1981~
1998年
京都市経済局中小企業指導所で民間コンサルタントもどきの仕事をしたり、京都大学総合人間学部の特別研究員になる

著書

「青春のほんやら洞・京都'68~'74」(月曜社)、「中川五郎フォークリポート裁判(珍・満巻)(大阪プレイガイドジャーナル)、「在日外国人」(晶文社)、「アメリカの分裂」(晶文社)、「仕事!」(晶文社)、「ほんやら洞と歩く・京都いきあたりばったり」(淡交社)、「京都みちくさの景色」(京都新聞社)

主な写真集

「生前遺作集」(コトコト)、「Beautiful Women in Kyoto」(冬青社)、「京都の子どもたち」(京都新聞出版センター)、「京都猫町さがし」(中央公論新社)、「美女365日」(東方出版)、「On reading」(光村推古書院)、「ツー・ショット」(光村推古書院)、「笑う鴨川」(リブロポート)、「地図のない京都」(径書房)、「久保京子の1・2・さんぽ」(神戸ワールド)

展示作品

モノクロプリント 全紙 約200点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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