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綿貫淳弥写真展


作者の撮影ノートより

新たな試み

自然によって形成されていく人間。また、人間によって形成されていく自然。そういった風土というものを強く感じられる土地に魅かれています。今回、秋山郷の冬をまとめさせて頂きました。四季を通じて豊かな自然に囲まれた集落は日本有数の豪雪地帯で知られています。その土地で暮らす人や生活の中にはその土地の持つ風土が表れていると思います。それは何故なのかしっかりと捉えたいと思いました。

最も印象に残ったこと

06年2月に通行規制されていた所を半ば無理矢理ですが秋山の方の車に乗せて頂いて夜道を民宿に向かいました。目の前が雪の壁になっていてどこを走っているのかも分からないといった状況にもとても驚きましたが、そんな時ヘッドライトに照らされた道に大きな狸が急に飛び出してきたのです。
普段ならばすぐに脇それて闇に消えてしまうところですが両サイドが3メートルを悠に超えた雪の壁ですのでしばらくの間一緒に只ひたすらに走ったという事ですね。乗せて頂いた方が猟師もされているので教えて頂きましたが、フサフサした毛で覆われてはいるけれど中身は恐らくガリガリでこの大雪で食べる物が見つからなくてこんな所に出て来ているのだろうとの事でした。
不謹慎ですが短い足で必死に走る姿が可愛いと思いました。

今後の作品制作について

人間と自然の関わりを人々の日常の生活の中から探りたい。そして写真を通じて自分が掴んだ事を様々な世代の多くの人たちに伝えていけたらと思います。
環境問題、エネルギー問題、人口の高齢化とそれに伴う社会経済etc……、現代の社会は様々な問題にあふれていて、それは人ごとではなくどこの土地にも起こっている事柄です。微力ですがその流れの中で変容していく日本の姿の一つの視点になれたらと思っています。

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