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石井雅義写真展


作者コメント

縦8倍横8倍、面積にして64倍に拡大された落ち葉の映像です。
いつも散策している武蔵野の雑木林や公園、並木道で奇麗な落ち葉に出会うと、色あせないうちにアトリエに持ち帰り、6年前よりスキャニングを重ねてきました。
落ち葉は自然がつくりあげた芸術作品。樹木がアーティストで、僕はその一収集者。落ち葉の美しさには、もはや人の手の入る余地はありません。
制作に使用しているA3版のフラッドヘッドスキャナーは、その「自然と樹木がアーティスト」という僕のスタンスを貫くには欠かせないものとなっています。スキャナーでは全てのモチーフを同一の条件によって機械的に読み込ませるため、自然が生み出した色彩や造形を、人為的表現の介入を極力排除したまま、より直接的に、そして図鑑のように客観的に画像へ転化させることができるのです。
最初は洒落で決めた64倍という拡大率は、今ではその木の葉の細部のディテールを的確に再現するには不可欠なものと考えています。
ホオノキやトチノキのような大きな葉は人の背丈を優に超え、サーフボードのように葉の上に乗ることさえできます。木の葉に顔をうずめて、蟻の目になってシミや虫食いをなぞってみると、肉眼では見えなかった自然の神秘と出会えるかもしれません。

作者略歴

石井雅義(いしい・まさよし)

1969年 千葉県生まれ
1991年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
1996年 「足尾からの風景」 銀座ニコンサロン
2001年 コニカ フォト・プレミオ「常緑」 新宿コニカプラザ
2003年 「森のはじまる時」 新宿コニカプラザ
2004年 「背景」 コニカミノルタプラザ
2005年 「落ち葉の散歩道」 東京都神代植物公園ギャラリー

展示作品

カラープリント A1~B0 約25点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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