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石川直樹写真展


コニカミノルタプラザは、「地球の素顔、この自然が永遠に続くために」と題した3回シリーズの写真展を開催します。このシリーズでは地球規模の自然を舞台に撮影活動を続けている3人の写真家の写真展を2007年1月・2月・3月にそれぞれの方の個展として開催します。2007年3月は、石川直樹写真展「POLAR」を開催します。

作者コメント

アラスカ、カナダ、グリーンランド、シベリア、スカンジナビアの北緯66度33分以北にまたがる環状の広大な地域を北極圏と呼ぶ。昔はもとより、国境によって隔てられるようになった近代以降でさえ、そこに住む人々のあいだでは、狩猟と漁労の形態、動物を解体するときの作法、肉の保存方法、儀礼の形、受け継がれる神話などに、多くの類似性が見いだされる。

極北の大地をつなぐ目に見えない大きな環を、世界の端的な模写にすぎない写真によっておぼろげにでも浮かび上がらせることができないだろうか。1997年にはじめてアラスカを訪ねて以来、そのように考えながらおよそ10年間にわたって極北を旅してきた。かの地では、近年の地球温暖化に端を発する環境の変化によって、伝統的な文化や知恵を受け継いでいくどころか、生活の存続そのものが危ぶまれる地域さえ出はじめている。そうした現在の極北の姿を見てもらいたいと思い、今回の写真展の開催を決めた。

わたしたちが慣れ親しんだ世界地図は、地球を横から水平にとらえているために長方形になっているが、北極点を中心にして地球を真上から垂直にとらえると、環としての世界が見えてくる。方位としての北方へ目を向けながら、国家を超えた場所と場所の多重な集合体としての北極圏をその先に意識したとき、複雑に絡み合った地図上の線はゆっくりと滲みだす。辺境はわたしたちの心の中にあるだけで、実際には存在しない。そこに在るのは、精神の極北が結ぶ北極圏のネットワークそのものである。

作者略歴

石川直樹(いしかわ・なおき)

1977年 東京生まれ
東京芸術大学大学院美術研究科博士課程在学中
多摩美術大学芸術人類学研究所研究員

個展

2003年 「for circumpolar stars 極星に向かって」
エプサイト、東京
2005年 「THE VOID」
新宿ニコンサロン、東京

写真集

2003年 「POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風」 中央公論新社
2005年 「THE VOID」 ニーハイメディアジャパン

賞

2006年 さがみはら写真新人奨励賞
ニコンサロン三木淳賞

コレクション

上海視覚芸術大学

展示作品

カラープリント 大全紙~900×1120㎜ 約40点

開催イベント

石川直樹スライドトークショー

展示作品や今回展示できなかった作品をスライドで上映しながら、撮影秘話を交え、極北の現在を語るスライドトークを行います。

【日時】2007年3月24日(土)14:00~15:00
【会場】コニカミノルタプラザ・ギャラリーC(入場無料)
【定員】60名*定員を超えた場合は、お立見となります。
(お立見は、会場の都合により入場をお断わりさせて頂く場合もあります。)
【お申込み】先着順 *開演1時間前より、会場にて整理券を配布。
【お問合せ】コニカミノルタプラザ TEL:03-3225-5001(10:30~19:00)

天災・不慮の事故などによってイベントが中止になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


アクセス

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〒160-0022
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JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

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