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百瀬俊哉写真展


作者コメント

世界の都市を本格的に撮りはじめて、15年になります。さまざまな写真家が都市という被写体に魅了されている中、僕のテーマは裸身の都市、都市に存在する「からっぽの風景」です。からっぽと言うと何もないということですが、実際視覚化され、手で触ることができなくても、感じ取ることができるものが都市の根底にひっそりと生息しており、からっぽの都市に表出してきます。ニューヨークからはじめた撮影は東京、上海、イスタンブール、ブエノスアイレスと続き、今回はカリブ海に浮かぶ島、キューバのハバナです。

今世紀に入り、世界中の都市で「からっぽの風景」を目にする機会が多くなりました。その原因は戦争やテロにかかわらず、経済破綻や自然災害まで理由はさまざまです。そして僕たちはそれらの問題を解決する術を強く模索しています。それらを解決する明確な答えはすぐにでてくるとは思えませんが、僕はハバナでシャッターを切るうちに、日常の生活をシンプルにすることのすばらしさを感じました。このシンプルとは非常に抽象的な言葉ですが、未来に向けて非常に重要なキーワードになると思うのです。都市は繁栄と衰退をくりかえします。このキーワードに世界中の都市を俯瞰してみると、ハバナは今新しい鼓動を感じ取ることができる都市なのです。

作者略歴

百瀬俊哉(ももせ・としや)

1968年 東京生まれ
1994年 九州産業大学大学院芸術研究科修了

写真展

1994年 「SILENT CITY」 銀座ニコンサロン
1997年 「ハイパーリアル・トーキョー」 コニカプラザ
1998年 「EAST=WEST」 新宿パークタワー
2001年 「Cross City イスタンブール」 新宿ニコンサロン
2002年 「東京=上海」 銀座ニコンサロン
2004年 「Concerto ブエノスアイレス」 コニカミノルタプラザ 他

写真集

1997年 「EAST=WEST」 西日本新聞社
2001年 「東京=上海」 西日本新聞社
2004年 「Concerto イスタンブール~ブエノスアイレス」 窓社

受賞

1997年 第7回コニカ写真奨励賞 コニカ画像科学振興財団
2000年 日本写真協会新人賞 社)日本写真協会
2002年 第21回土門挙賞 毎日新聞社

展示作品

カラープリント 全紙 約40点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口より徒歩1分

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