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大橋 弘写真展


作者コメント

1972年の夏、26歳の私は、東京から50ccスパーカブにカメラをつんで南に向かった。長崎の大浦日の出町に家を借りて、撮影に歩いたり遊んだり。生活費も底をついたとき、路地の塀にあった“募集”の張り紙が目にとまった。“日当がいい”それだけで決めて渡った先が、閉山2年前の軍艦島だった。長崎の沖合いに浮かぶ海底炭鉱の人工島。島の端にある、大正5年築の日本初の鉄筋コンクリート住宅の1階6畳間が、わたしの城だった。小さな台所にはカマドがあり、海に直結したトイレには、潮風が吹いていた。古い映画のセットのような現実の町に住んで、炭鉱の下請け会社で6か月間働いた。

閉山間近い軍艦島の日々の1コマ1コマは、私の青春の記録であり、写真家としての原点とも言える写真である。

作者略歴

大橋 弘(おおはし・ひろし)

1946年 東京生まれ
  東京綜合写真専門学校卒業

写真展

「和紙の町小川町」 キャノンサロン
「MOSS COSMOS」 ニコンサロン
「PLANTA」「里芋畑」 ギャラリーNAYA

主な出版

写真集「MOSS COSMOS」 ダイヤモンド社
「日本の手仕事」 「極上食材図鑑」(1,2) 「日本の正しい調味料」 「天然素材の生活道具」 「山頭火と歩く名水」 「ニッポン鍛冶屋カタログ」 「長寿の国の伝統食」 以上すべて小学館

展示作品

モノクロプリント 半切 約45点


アクセス

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〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口より徒歩1分

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