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Column KIKIの探訪記
Vol.03 熊本県 天草編[ 4編 全4編 ]
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社会・文化・芸術の展示・イベントを実施するコニカミノルタプラザが、モデル・女優のKIKIさんとお届けする言葉と写真を織り交ぜた心の旅のコラムです。

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Vol.03 熊本県 天草編[ 4編 全4編 ]2009.12.15

変わりながら そして受け継がれる

つねに変化をいとわず、また新しいものを受け入れていく姿勢は、日本という島国に住むわたしたちの得意なことでもあります。天草は、おおきさにしてみれば小さな島であるかもしれないけれど、キリシタンの歴史のみならず、まるで宝石箱からこぼれんばかりに、たくさんの大切なものを受け継いでいます。

明治の終わりには、新鋭の作家たちが5人、与謝野鉄幹を筆頭に北原白秋、吉井勇、木下杢太郎、平野万里とそうそうたる面々が旅の途中で天草に訪れ、歩き、創作活動にはげみました。そこで出会ったおどろき、彼らの旅の足跡は「五足の靴」という紀行文となりました。まだわらじで歩いていた時代、「靴」という響きにどんな気持ちが込められているのでしょうか。村の中心に教会堂がたつ風景、異国の宣教師に親しみをもって触れている村人たちをみて、かなりの衝撃を受けたのではないかと想像できます。文献を振り返ることで、当時の島の香りをふかく感じることができます。

島にはまた、数多くの窯元があります。歴史をもつ窯がほとんどで、島に陶器をつくる材料になる陶石が採れたことからはじまっています。作風はさまざま、作家による器や皿などの作品は見ていて飽きることがありません。なかでも特徴的なのは窯の敷地に何十と並べられ、重ねられたつぼ。人の頭と同じくらいの大きさでしょうか、縦長のつぼは近海の漁で使われる、蛸つぼです。プラスチック製のものが出回ってきているなかでも、やはり自然にかえる陶器を使うことの意味。彼らはほこりをもって蛸つぼを生産しているようです。まことしやかにささやかれる、天草の蛸はすべての蛸の先祖である、という言い伝え。島国ならではのユーモアは、限られた土地で暮らすわたしたちの、またひとつの得意とすることかもしれません。

  • 3編

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コニカミノルタプラザ企画展 KIKI写真展 Sense of Wonder 開催期間3/6(土)~3/23(火)
写真展は終了いたしました。トークショーのレポートを公開しております。
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