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Column KIKIの探訪記
Vol.03 熊本県 天草編[ 2編 全4編 ]
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社会・文化・芸術の展示・イベントを実施するコニカミノルタプラザが、モデル・女優のKIKIさんとお届けする言葉と写真を織り交ぜた心の旅のコラムです。

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Column KIKIの探訪記

Vol.03 熊本県 天草編[ 2編 全4編 ]2009.11.15

すべてを受け入れることからはじまること

崎津天主堂から歩いて数分のところにある漁港で、漁から戻ってきたばかりの漁師さんたちが出荷にむけて仕分けをする活気溢れる姿が見られました。村の信者の数は減ってきているというけれど、教会はたいへん身近なものとして皆さんの心にあるようです。入り江になった港から、外海に船でむかう途中、海に向かって立つマリア像があります。漁の行き来に、人々は信仰に関係なく、そのマリア様にむかって祈るといいます。出掛けるときはその日の豊漁を願い、戻ってきて無事に漁ができたことに感謝するのでしょう。

今では当たり前に神様に祈る姿を表に出せるけれど、以前は決してそんなことはできませんでした。のどかな空気を感じながら村を散策し、美しい天主堂を見上げていると、つい歴史を忘れてしまいそうになるけれど、キリスト教が弾圧されていたとき人々はさまざまな手段で神に祈りを捧げていました。マリア像にみたてた観音像や、柱の中に隠された十字架、偽物の神棚。外に見張りをたて、集まって祈りを捧げたかくれ部屋は、ふすまの奥の隠し階段で登る屋根裏につくられました。

崎津で代々キリスト教の信徒である山下家には、仏壇と見まがう祭壇があります。十字架にマリア像、祈りのロウソクに、お湯のみの徳利に飾られた菊の花。祭壇の上には最後の晩餐の絵が掲げられています。観音開きの戸を閉じてしまうと、なにがそこに隠されているか、まったくわかりません。このような祭壇や、かくし部屋を持つ民家は、もうほとんど残っていないそうですが、そもそも隠されていたもの、今でもわたしたちの気づかないところでそっと息をひそめているのかもしれません。

  • 1編
  • 3編

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コニカミノルタプラザ企画展 KIKI写真展 Sense of Wonder 開催期間3/6(土)~3/23(火)
写真展は終了いたしました。トークショーのレポートを公開しております。
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