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Column KIKIの探訪記
Vol.08 鹿児島県 屋久島編[ 後編 ]
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社会・文化・芸術の展示・イベントを実施するコニカミノルタプラザが、モデル・女優のKIKIさんとお届けする言葉と写真を織り交ぜた心の旅のコラムです。

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Vol.08  鹿児島県 屋久島編[ 後編]

神秘の森 深い光の底で出会ったふたつのメッセージ

5年ほど前に屋久島に訪れたとき、たまたま知り合った女性がクリスチャンだと聞いて、屋久島の宗教、教会などについて尋ねました。そのときに、シドッティ神父の話、そしてサンタマリア教会には神父様が持参した「悲しみの聖母」または「親指のマリア様」「江戸のサンタマリア」などさまざまな呼び名があるマリア様の絵をモチーフにした小さなステンドガラスがあることなどを聞きました。島の信者の数は今では少なく、教会での礼拝は月に数回しかありません。教会に入る機会はなかなか訪れず、わたしはその場所へ行くこともありませんでした。

また、屋久島には古くから山岳信仰もあるということ。山のなかには自然保護区域としてではなく、人が入ることが禁じられた場所があるそうです。そして、現在でも、男性のみが許されている岳参りが、集落ごとに年一回から二回、行なわれるそうです。それぞれの集落のご神体になる山の頂には、一般の登山者には気付かないような場所に、ひっそりと祠があり祭られています。わたしが訪れた季節は、屋久島シャクナゲの花咲く時季と重なり、山の斜面は淡いピンクと白に埋め尽くされていました。シャクナゲは蕾を多くつける年とそうでない年があって、今年は当たり年でした。しかし、はずれ年でも不思議なことがあるそうで、宮之浦岳の祠の前のシャクナゲは、毎年、たわわに花を咲かせるそうです。

屋久島の森で、友人のすこしばかり怖い夢の話を聞いたあと、自分が屋久島の教会などに興味をもっていることを、はじめて彼女に聞かせました。それならば、山を降りたら、中に入れなくても教会をたずねよう。そう提案してくれました。森のなかを風が吹き抜けていって、いろいろなものが喜んでいるような気がしました。シドッティ神父の登場はわたしへの、ケ・セラ・セラはなにかきっと心配事があった友人へのメッセージ。ちょっと怖かったからこそ、気付かせてくれたのでしょう。

次回の更新は8月1日です。

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