現在地:
コニカミノルタ 日本
コニカミノルタプラザ
KIKIのSense of Wonder
Column KIKIの探訪記
Vol.05 イタリア ドロミテ編[ 4編 全4編 ]
content

社会・文化・芸術の展示・イベントを実施するコニカミノルタプラザが、モデル・女優のKIKIさんとお届けする言葉と写真を織り交ぜた心の旅のコラムです。

KIKIのSense of Wonder -サスティナブル・ライフを実現する豊かな感性 -Topへ

KIKIのSense of Wonderとは

  • Column KIKIの探訪記
  • プロフィール

Column KIKIの探訪記

Vol.05 イタリア ドロミテ編[ 4編 全4編 ]2010.04.15

自然のなかで過ごすことと 家を思うことと

ドロミテから日本への帰り道、電車を乗り継いで一日がかりの長旅を経て、イタリアの首都ミラノへ出ました。小雨が降り、霧に包まれた都会は、纏わりつくような寒さで、ドロミテの雪の中よりだいぶ居心地の悪いものでした。

ミラノの中心には大聖堂があります。10年以上前に訪れたことがありましたが、その印象は変わりません。一瞬の隙も見せないほどの彫刻に彩られ、見ていると息が詰まってきます。雨に濡れた石畳を、滑らないように。夜の大聖堂に入りました。ひっそりと静まり返った室内。正面の祭壇にむかって、さらに両脇にもいくつもの派にわかれた祭壇が並びます。そこには、ひっそりと椅子に腰掛け、祈る人の姿が見受けられます。
その親密さは、わたしが中学生だったころに学校の裏手に建つ、礼拝堂での時間と似ているような気がしました。祈る相手は、キリストや神様よりも、もっと近い存在。祈るというより、相談する、こころのなかで話をする。

けれど、旅先では、ちょこんと座って居心地悪くときを過ごすだけでした。ミラノのドゥーモが大きすぎるのでしょうか。ロウソクのゆらゆらとなびく灯火は、昼間に訪れた多くの観光客の気配をいまだ感じているようです。そしてわたしも人の流れに押されるようにして、また雨の街に戻っていきました。旅の最後の晩、これほど家を懐かしんだのもはじめてでした。

次回の更新は5月1日です。

  • 3編

コニカミノルタプラザ

コニカミノルタプラザ企画展 KIKI写真展 Sense of Wonder 開催期間3/6(土)~3/23(火)
写真展は終了いたしました。トークショーのレポートを公開しております。
コニカミノルタプラザ
Photo&Artギャラリー たくさんの作品を鑑賞できるウェブ
サイトです。楽しいコンテンツも満載!

ページトップへ戻る