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Column KIKIの探訪記
Vol.05 イタリア ドロミテ編[ 3編 全4編 ]
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社会・文化・芸術の展示・イベントを実施するコニカミノルタプラザが、モデル・女優のKIKIさんとお届けする言葉と写真を織り交ぜた心の旅のコラムです。

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Vol.05 イタリア ドロミテ編[ 3編 全4編 ]2010.04.01

自然のなかで過ごすことと 家を思うことと

ふと視線を感じて、後ろの山を見返します。すると、近くの丘の上、雪を被らずに背の低い木々が茂るあたりから、カモシカがこちらを見下ろしていました。同じように気配を感じて、右手に眼をやると、そちらはすっぽり雪に覆われた丘があって、てっぺんに白い十字架が立っていました。ドロミテに来てから、山の頂上に立つ十字架を見るのは、これが初めてではありません。

そのわけを訪ねると、英語でうまく意味が通じなかったのか、納得できる答えがかえってきませんでした。ただ十字架はキリスト教のシンボルなのだよ、とだけ繰り返されます。あとで調べたところによると、頂の十字架は、山を恐ろしい場所として、悪魔のいる場所として信じられていたころ、登頂することによって人が征服したと見なしたのでしょうか、悪魔にキリストが打ち勝ったとして、そのシンボルがたてられたそうです。
人が山に、自然に勝つことなどあるのでしょうか。なんだかいい気持ちがしません。じっとして動かず、置物のよう。双眼鏡でのぞくと、たっぷりとしたあごひげを蓄えた、年老いたカモシカ。雪原を荒らすわたしたちを見張っているようでした。

ドロミテの人たちは、英語があまり得意ではありません。イタリア語とドイツ語と、ラディン語という特有の言葉を話します。この地にはアルプスの先住民族、ラディン人がいたとされます。紀元前からいた彼らは、もっと自然と近しく暮らしていたことでしょう。

  • 2編
  • 4編

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コニカミノルタプラザ企画展 KIKI写真展 Sense of Wonder 開催期間3/6(土)~3/23(火)
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