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Column KIKIの探訪記
Vol.05 イタリア ドロミテ編[ 2編 全4編 ]
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社会・文化・芸術の展示・イベントを実施するコニカミノルタプラザが、モデル・女優のKIKIさんとお届けする言葉と写真を織り交ぜた心の旅のコラムです。

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Vol.05 イタリア ドロミテ編[ 2編 全4編 ]2010.03.15

どこからも見えてそして見渡せる 時空を越えた存在

朝起きてベランダから外を眺めたら、たまねぎが白い帽子をかぶっていました。たまねぎのような形をした屋根が、塔の頭にのっかった村の教会。裏手には、墓地があります。夜のうちに舞うように降った雪は、あしもとを覆い隠して、ついうっかり墓石を踏んでしまうのではないかと、心配になります。だれかの足跡をたどって、ひとめぐり。葡萄の蔦が絡まった十字架には、花柄のスカーフをかぶったおばあさんの肖像がかかっていました。

灯がともったロウソクはゆらゆらと炎をうごかし、まわりの雪を溶かして、そこだけ沈み込ませていました。ついさっきまで誰かがそこにしゃがんで、おばあさんと会話をしていたかもしれません。目線の先には、アルプスの山並みが銀色の朝日をうけていて、教会の尖塔とおなじように、どこからも見えて、どの山も見渡せる、この場所だったらおばあさんもみんなもきっとさみしくないことでしょう。

村に滞在しているとき、午前の時間帯に山へ行きました。第一次世界大戦の歴史がのこる雪深い場所を、スノーシューを履いて歩きます。ずぼずぼと、ふわふわと。斜面の下にはすっかり雪に覆われた小屋があって、おそらく大戦時に使われたものなのでしょう。説明をしてくれるおじさんは、英語が苦手で、いまいち伝わりませんでしたが、その小屋の傾いた石壁と崩れかけた屋根を見ると、だいぶ時間が経っているものとわかりました。

  • 1編
  • 3編

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コニカミノルタプラザ企画展 KIKI写真展 Sense of Wonder 開催期間3/6(土)~3/23(火)
写真展は終了いたしました。トークショーのレポートを公開しております。
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