いま、プラネタリウムに注目! 図解プラネタリウム

話題のプラネタリウムは、どのような機器や、仕組みを備えているのでしょう。秘密を探りながら、話題のプラネタリウムの魅力に迫ります。

最新のプラネタリウムの魅力を図解

プラネタリウムと聞いて、「星が天井に映っているだけの場所」を想像していませんか? 実は最近のプラネタリウムは、一般的にイメージされているものと、内容も雰囲気もかなり違ってきているのです。どんな風に進化しているのか、コニカミノルタの直営館「コニカミノルタプラネタリウム"満天" in Sunshine City」を参考に、わかりやすく解説しましょう。

プラネタリウムの施設ってどうなってるの?

プラネタリウムの施設には、さまざまなシステムが導入されています。 "満天"を例にあげると、星を投映する「光学式プラネタリウム」、CG映像などを投映する「全天周映像投映システム」、音によって臨場感を高める「音響システム」、さらには"満天"ならではの「香り発生装置」などがあり、プログラムに合わせて、その役目を最大限に発揮しています。

  • 光学式プラネタリウム
  • 全天周映像投映システム
  • 音響システム
  • 香り発生装置
  • コンソール
  • リクライニングシートでリラックス

解説1 光学式プラネタリウム

満天の星をドーム全体にリアルに投映する機械です。また、太陽系の惑星を投映する装置や、夕焼けを投映する装置なども装備されています。

解説2 全天周映像投映システム

"満天"では、「スカイマックス」という全天周のデジタル映像投映システムを採用しています。これは、6個のプロジェクターを使い、各映像の端を少しずつ重ね合わせ、つなぎ目のない高画質映像を投映する仕組みです。体感アトラクションのような臨場感あふれるCG映像の宇宙旅行や、実写映像での自然の風景などを、ドーム全天に広がるダイナミックな映像で楽しめます。

解説3 音響システム

壮大な宇宙シーンなどは、迫力あるサウンドによって、臨場感がいっそう高まるもの。そこで"満天"では、壁面・中央・天井の計20ヵ所にスピーカーを設置しています。7.1チャンネルのサラウンド音響システムで、音の方向・距離・広がりなど、その場にいるような立体音響が実現。特に、空から降ってくるような、天井からの音響は映画館などでもできない体験です。

解説4 香り発生装置

"満天"には、オリジナルの「香り発生装置」があります。上映シーンに応じて漂う心地よい香りが、ヒーリング効果を高めます。香りに慣れると効果が半減するため、2種類の香りを用意し、ファンの操作で香りの変化を実現。また、シーンに合わせて即座に対応できるよう、アロマオイルをしみ込ませる素材にも工夫を凝らしています。

解説5 コンソール

コンソールは、施設内の全ての機器をコントロールする、いわば操縦席。光学式プラネタリウムを動かすボタンやパソコン、音響ミキサーなどが並びます。
"満天"では通常は自動でプログラムを走らせていますが、特別なイベントの時は、手動で様々な機器を操作しています。

解説6 リクライニングシートでリラックス

"満天"では、ゆっくりくつろいで鑑賞できるよう、座席スペースに余裕をもたせたワイドなリクライニングシートを採用。シートには肘掛けを上げる機能もあり、全席がカップルシートとしても利用できます。また、床面をほのかに照らす青色のLED照明、プラネタリウム投映機のライトアップなど、照明設備も充実。日常から離れた幻想的な劇場空間を演出しています。

豆知識 ドームには大きく2種類ある!

プラネタリウムのドームには「水平型」と「傾斜型」の2種類があります。いわゆる「おわん」をかぶせた形をしているのが、水平型ドーム。一方、その「おわん」を5~30度くらい傾斜させているのが、傾斜型ドームです。それぞれにメリットがあり、水平型ドームの場合、地上の星の位置を忠実に再現することができます。傾斜型ドームのほうは、死角がないため、宇宙にいるような臨場感を味わいやすいというメリットがあります。

輝く星々のひみつ(光学式プラネタリウムの仕組み)

リアルな星の再現を支えているのが、「光学式プラネタリウム」です。光学式プラネタリウムは、主に、恒星球と惑星投映機で構成されています。恒星は、「恒星原板」に開けられた小さな穴を通った光をスクリーンに投映することで再現されます。

解説1 恒星球

大きな球形をした「恒星球」は、恒星を投映する装置です。これ一つで、北半球の星空と南半球の星空をカバー。恒星球には、恒星を投映するための「恒星原板」が入った恒星投映ユニットが、全部で12個埋め込まれています。「恒星原板」には最少で2ミクロンの穴が開いていて、これを光源とレンズの間に置くことで無数の星々がスクリーンに映し出される仕組みとなっているのです。また、一等星以上の明るい星は、一つ一つ「ブライトスター投映機」という個別の投映機によって、色や明るさもリアルに再現されます。(数値は「インフィニウムS」)

解説2 惑星投映機

太陽系の惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星)の動きや、月の満ち欠けの再現などを投映する装置です。恒星球と分離することで、地球以外の惑星から見た、太陽系惑星の動きなどを表現することができます。

こんなプラネタリウム番組が実現!

紹介してきた最新システムを組み合わせると、驚くほどリアルな星空と、CG映像ならではのダイナミックな宇宙空間を存分に味わえる番組が実現します。ほかにも、光学式プラネタリウムによる星空と、全天周映像投映システムをミックスさせることで、臨場感あふれるシーンを再現。

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