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乳がんセミナーを実現しよう!
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2.乳がんセミナーを実現しよう!

コニカミノルタエムジー(株)  開発本部

角森 昭教、小林 剛、二村 仁 (左から)

※ 当時の所属

2011年2月17日(木)、コニカミノルタで女性社員対象の乳がんセミナーが開かれました。これは、マンモグラフィ―の開発者たちの「一人でも多くの女性を乳がんから守りたい」という強い想いから生まれたものでした。

マンモグラフィーのメーカーなのに、乳がん検診の受診率が低いなんて!

私たちは、コニカミノルタグループにおいて医療分野の事業を展開しているコニカミノルタエムジー(株)で、マンモグラフィ―診断のサポートシステムを開発しています。医療機器に携わる者として、自分たちが貢献できることはないかと日頃から考えていました。
そのなかで注目したのは、日本での乳がん検診受診率が20数%と、他の先進諸国に比べて極めて低いことです(欧米の検診受診率は概ね70%以上)。しかも、マンモグラフィーを開発している会社であるにもかかわらず、コニカミノルタグループ全体の乳がん検診の受診率は、全国平均と変わらない状況でした。そこで私たちは、まず、自社の女性社員に乳がんの知識を正しく知っていただくことで受診率向上をめざそうと、セミナーを開催することにしたのです。
開発メンバーはほとんど男性でしたので、数回にわたって社内の女性社員へのヒアリングを行いました。乳がんについてどのくらい知っているのか、どんなことが知りたいと思っているのか。また、検診を受けたことがあるか、受けたことがないならそれはなぜか…など。なかには、「世の中に乳がんの情報はあふれている。今さらセミナーは必要ないのでは?」という意見もありました。しかし、意外に乳がんの成り立ちや乳がん検診の内容が正しく伝わっていないことも感じましたので、多くの人の疑問に応えられるような、正しい理解を深めていただけるセミナーにしなければと考えました。
そこで、乳がんの知識や検診の重要性についての啓発活動にも熱心に取り組まれている、大塚ブレストケアクリニック院長の大塚恒博先生にご協力をいただきながら、企画を練り上げていったのです。

全社を巻き込んでのセミナー開催に拡大。その成果は…

当初、セミナーは私たち開発部隊のいる東京都日野市の拠点のみで開催するつもりでした。しかし、コニカミノルタエムジー(株)児玉篤社長の「ぜひもっと大きな企画に展開すべき」との後押しを受け、グループ各社の協力を得て、全国11ヶ所をライブ中継で結ぶ、全社を巻き込んでの開催に拡大することになりました。当初は申し込みの出足が鈍くて心配しましたが、各拠点のキーとなる方々に呼び掛けを依頼したり、各社の管理職に部下の参加へのご理解・ご協力を求めたり…という働きかけが功を奏したのか、最終的にはグループ28社、合計521名参加の一大イベントとなりました。
当日の講師も務めていただいた大塚先生には、日本における乳がんの最新情報や実際の症例を紹介しながら、乳がんや検診についての知識を丁寧にご説明いただくとともに、事前アンケートに基づく疑問や会場からの質問にもわかりやすくお答えいただきました。セミナー後のアンケートでは、「乳がんについて知っているつもりだったが、改めて知ることもあり、有意義な講義でした」「やっぱり検診に行かなきゃと思いました」といった声が多数寄せられました。 ご講演の内容はこちら

乳がんセルフチェックと質問時には、大塚先生以外はスタッフも含めて男性は全員退席して、会場の女性たちにも(もちろん服の上からですが)実際に体験していただきました。また、全会場に乳房のしこり模型を準備し、実際に触っていただいたことも大変好評だったようです。 セミナーの一番の成果は、セミナー後のアンケートで約98%の参加者に「検診を受けたい」と回答いただいたことです。同時に「検診の自己負担率を下げてほしい」「どこの拠点でも受診できるようにしてほしい」との要望をいただきました。そういった声に応えるべく、2011年度から、自己負担率をこれまでの半額に、検診バスの配車拠点を増やすといったことが徐々に実現しています。
今後もこのような取り組みを継続していくとともに、社外への展開も検討していきたいと思っています。


本会場(日野)でのセミナーの様子


乳房のしこりの模型に触れてみる

最後に、開発者から一言

マンモグラフィーは、撮影によって得られた画像から、乳がんのごく初期段階の微細な石灰化などの病変を検出します。我々の開発しているCAD(Computer-aided Detection:コンピュータ支援検出)システムは、画像の疑わしい部分をマークすることで、医師の方々の読影を補助します。できる限り見落としをなくすため、精度の良い、使い勝手の良いシステムを目指して、開発を続けています。 しかし、いくら検出性能のよい製品を作っても、検診を受けていただけなければ、救える命も救えません。ぜひ多くの方々に検診を受けていただきたいと願っています。


参加者が一本一本リボンを結んだピンクリボンツリーを囲んで

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