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「そのだるさ 寒暖差疲労かも」

「そのだるさ 寒暖差疲労かも」

だるい、眠れない、食欲がない…秋に起こるこの症状は「寒暖差疲労」と呼ばれている天候による不調です。夜と昼の寒暖差が大きいこの時期に起こりやすい体を不調について紹介していきます。

秋は寒暖差疲労になりやすい時期

秋というと晴れた日も多く気温も過ごしやすくなる時期。しかしこの時期こそ首・肩こり、頭痛、冷え性、気分が落ち込み…などの症状を訴える患者が多くなるとせたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司先生はいいます。
「秋の気温をみると昼間は20~25℃を超える日もありますが、夜は5~10℃台まで下がることもあります。寒暖差の大きい環境では、体温を一定にしようと自律神経が過剰に働くため、大量のエネルギーが消費され、体が疲れてしまい疲労が蓄積するのです」
人間の体は常に外部の環境に対応しながら、体内環境を適切な状態に保つ必要があります。その調整をしているのが自律神経。外気温が高くなれば体内から熱を逃がすため、副交感神経を優位にして血管を拡張させます。外気温が低くなれば体温を逃がさないため、交感神経が優位になり血管を収縮させます。
「さらに寒暖差疲労を重症化させるのが、PCやスマートフォン。同じ姿勢を長時間とることで、骨格がゆがむので、自律神経を出す信号が通る背骨にゆがみが生じてしまい、自律神経がうまく機能しなくなります」と久手堅先生は指摘します。

もしかしてあなたは隠れ寒暖差疲労かも…

寒暖差疲労による代表的な症状は、首こり・肩こり、頭痛、体の冷え、めまい、顔のほてり、食欲不振、睡眠障害、イライラ、落ち込みなどさまざまです。
「症状が人それぞれのため、対処しづらいのが寒暖差疲労の特徴です。そのため、放置してしまい症状が深刻化してしまうパターンも。まずは自分の体の状態もう一度知るためにも下のチェックをしてみるとよいでしょう」と久手堅先生。
この季節、なんとなく不調を感じている方はまずは下のチェックをしてみましょう。

もしかしてあなたは隠れ寒暖差疲労かも

【寒暖差疲労チェック】

暑さ、寒さが苦手
PC作業やスマートフォンの使用時間が長い。平均4時間/日以上
冷え性がある
首こり、肩こりがある
エアコン(冷房、暖房とともに)が苦手
周りの人が暑いのに、自分だけ寒いことが多い
顔、または全身がほてりやすい
季節の変わり目に体調をくずすことが多い
ずっとエアコンが効いているなど、温度が一定の環境にいる時間が多い
代謝が悪く、むくみやすい

1つでもチェックが当てはまる場合は寒暖差疲労の可能性があります。

体の温度を一定にする=温めることが寒暖差疲労対策に

もしもチェック表で寒暖差疲労の可能性がある方はすぐにできる対策から始めてみましょう。

□首元を温める

首には自律神経機能として大切な役割を果たしているのと、太い血管が通っていることから重要な箇所です。首が冷えると自律神経は緊張状態になります。寒さや冷えを感じたときは首をあたためることが効果的。蒸しタオルなどを使い首を温めることを心がけましょう。蒸気温熱は体に多くの熱を伝え、皮膚を深く広く温めることができると言われています。

□隙間時間に日光に当たる

お昼休みはオフィスに閉じこもらず、外出するようにしましょう。外気温に触れ、日光にあたり、ウオーキングすれば、体の中から温まります。

□ストレッチ

デスクワークに疲れたら、肩を後ろにそらせて肩甲骨を寄せる動きをしましょう(10秒間×5回)。姿勢が整うことで自律神経の働きが整います。

体の温度を一定にする=温めることが寒暖差疲労対策に

まずはセルフケアで体調を整えることからはじめましょう。不調が長引くときは専門医の先生の診察をうけることをおすすめします。

まとめ

季節の変わり目の不調は寒暖差疲労の可能性があります。まずは体を冷やさないよう心がけましょう。首を温めたり、日光にあたったり、デスクワークの合間にストレッチするのもおすすめです。

By Monicia編集部2019.11.10

久手堅司先生

監修
久手堅司先生

せたがや内科・神経内科クリニック院長。医学博士。天候と不調の関係に注目した「寒暖差疲労外来」「気象病・天気病外来」のほか「自律神経失調症外来」「頭痛外来」など特殊外来を立ち上げている。著書に「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」クロスメディアパブリッシングがある。