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「いまさら聞けない もう一度知っておきたい生理の知識」

毎月一度やってくる生理についてあなたはどれくらい知っていますか?
出血量、間隔、持続日数は?…と聞かれると答えられない人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、改めて生理についての正しい知識について紹介していきます。

「いまさら聞けない もう一度知っておきたい生理の知識」

自分が生理周期の
どこにいるか把握しよう

まず最初に生理前後の自分の生活を思い浮かべてみてください。
普段と変わらず仕事に集中でき精神的にも安定している人間関係円満なAタイプ。それとも生理痛がひどく仕事の効率はいつもの半分以下、生理前はイライラして上司や同僚とぎくしゃくするBタイプ……。
もしもあなたがBタイプで、毎月、痛みや辛さをがまんして過ごすことがあたりまえになっているとしたら、もう一度、生理の正しい知識を知ってほしいと東京大学附属病院産婦人科 准教授 甲賀かをり先生はいいます。
まず知っておきたいのは生理周期について。生理の始まった日から次の生理の始まる前日までの期間をさします。25~38日が正常、周期が24日以下は頻発月経、39日以上の周期は希発月経です。

「最近の患者さんの傾向ですが、『前の生理はいつでしたか?』と聞くと『次の生理は来週の水曜日です』とスマホのアプリを見て答える人が多い。アプリのない時代は前の生理を起点に“今日は○日目だからもうじき排卵日かな” “今月はまだ胸が張ってこないから次の生理は遅れるのかな”……と、生理と生理のあいだの体調の変動を無意識のうちに関連づけて認識し、次の生理も予想していたんです」
いまはアプリが自動的に次の生理を予測してくれて、備えるのがあたりまえの時代。これはとても便利なことですが、その予測に頼るだけでなく、自分が生理周期のどのあたりにいるかを常に意識しておくことが必要だと甲賀先生はいいます。

「いまさら聞けない もう一度知っておきたい生理の知識」

生理に対する
思い込みは捨てよう

「生理の量も『歳のせいか多くなったみたいで…』と言って夜用ナプキンを常用している方や『最近、生理が短くなってラクです』とおっしゃる方がいますが、このような症状はすべて正常な生理ではありません」と甲賀先生。
出血量の目安は1回の生理で20~140mlです。1~2時間でナプキンから漏れてしまうような出血や2.5㎝以上の血のかたまりがでる場合は病気のサインといわれています。
生理の持続日数も3~7日が標準的な長さです。もしも1~2日しか続かない場合や8日以上続く場合は婦人科医に相談しましょう。
また生理痛はあってあたりまえのように考えられていますが、これも大きな誤解だと甲賀先生はいいます。
「そもそも日常生活に支障をきたすような痛みは正常な生理とはいえません。痛み止めをのんでも効かない、痛み止めの量が明らかに増えている場合は必ず婦人科医を受診しましょう。生理以外でも下腹部痛、腰痛がある場合もがまんは禁物です」
生理の知識は母から娘、姉から妹…のように身近な人から教えられることが多く、間違っていたとしても誰も指摘してくれません。しかもほかの人には聞きにくい話題のため、間違った情報がそのままになっていることが多くあります。

まずは婦人科に行って
自分の記録を残そう

痛みや辛さがなくても20~30代の女性には、婦人科にぜひ行ってほしいと甲賀先生はいいます。
「症状がないから病院に行く必要がないと思わないでください。今の自分の体の様子、子宮や卵巣の状態を記録に残しておくだけでもいいです。不調になったときや将来、妊娠したいと考えたときに記録があるのとないのでは大違い。必ず役立ちます」
婦人科というと、妊娠したことがない女性にとってハードルが高く、近寄りがたいという人も多いのでは。まずは自分の生理が正常なのかどうかを婦人科医に聞いてみることからはじめましょう。「生理中だから仕方ない」と諦めていたことが、相談することで解消することもあります。

まずは婦人科に行って自分の記録を残そう

まとめ

正常な生理周期は25~38日。出血量は20~140ml、持続日数は3~7日です。毎月生理痛で日常生活に支障が出ている、痛み止めが効かない、のむ量が増えている場合は婦人科を受診しましょう

By Monicia編集部

甲賀かをり先生

監修
甲賀かをり先生

東京大学附属病院産婦人科 准教授。千葉大学医学部卒業。三井記念病院産婦人科、国立霞ヶ浦病院産婦人科、武蔵野赤十字病院産婦人科を経て、豪州プリンスヘンリー研究所・米国イエール大学留学。日本産科婦人科学会専門医。日本生殖医学会生殖医療専門医。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。日本子宮内膜症啓発会議 副理事長。