KONICA MINOLTA

衣類内温度計 モニシア

Column

New Article

夏の終わりの冷え性

真夏には感じなかった指先の冷えや足元の冷えを感じることはありませんか? 気温は下がり始めているのにオフィスのエアコンの設定はまだまだ真夏と変わらない。だから起こる夏の終わり特有の冷え症対策を紹介していきます。

夏の終わりの冷え性

外気温は下がっているのに
オフィスの設定温度は真夏のまま

「オフィスの温度はそもそもスーツ姿の男性向けに設定されています。半袖にスカートの女性が冷えやすくなるのは当然です」とは冷え性に詳しい産婦人科医の清水ほなみ先生。
オフィスで働く女性にとって、夏の終わりのこの時期は体が冷えやすい季節です。朝夕の外気温が下がり始めているのに、9月はまだまだ30度を超える真夏日が予想されるため、オフィスの温度は真夏のままに設定されていることが多いからです。そこでこの時期にぴったりな冷えないための体づくりや習慣を紹介していきます。

女性が男性より
冷えを感じやすい理由とは?

女性が男性に比べて冷えを感じやすいのには2つの理由があると清水先生はいいます。
「1つ目の理由は男性に比べて女性は筋肉量が少ないこと。筋肉で体温が産生されるため、女性は外気温が下がるとその影響をうけ、体温が下がりやすくなります。2つ目は、女性は男性に比べ血管が細いため、末端の血行が悪くなる傾向にあります」
体のつくりを見ても女性は熱を産生しにくく、血液が巡りにくいため冷えを感じやすくなっています。

血行をよくして
冷えを改善する

冷えを和らげるためにまずできることは、血液の流れをよくすることだと清水先生はいいます。
「手先や足先が冷たいのは末端まで血液が運ばれていない証拠。まずは全身に血液が巡るようにきつい下着やデニムをなるべく避けて、血管が圧迫されないような服装をしましょう。さらに冷えを感じたときは背中を温めるとよいでしょう。背中には褐色脂肪細胞というサーモセンサーの働きをする細胞があるため、背中を温めると脳も温かさを感じます」
冷えを改善するためにはポイントを抑えて効率的に対策をするのがおすすめです。

熱を生み出す力を
身につける

オフィス以外でもできる方法として、熱を生み出す体づくりをすることが大切です。
「太もも、腸腰筋、腹筋のような大きな筋肉を鍛えると熱を産生しやすくなります。また筋肉を動かすと、筋肉がポンプの働きをして体中に血液を巡らせるという作用もあるので一石二鳥です」と清水先生。

シチュエーションに合わせて
飲み物の温度を変える

冷たい飲みものや夏野菜は体を冷やすのでよくないと言われていますが、本当なのでしょうか?
「例えば外で暑いと感じたら冷たい飲み物を、オフィスで寒いと感じたら温かいもの、スポーツをした後は常温の飲み物というようにその都度、体の感覚に合わせましょう。またトマトやナスなどの夏野菜は体を冷やすと言われていますが、しょうがを加え、火を通したスープなどにすれば体を温めます」と清水先生。夏野菜をポトフやラタトゥユにして冷やして食べればバランスよく野菜をとることができます。

シチュエーションに合わせて飲み物の温度を変える

ストレスで
冷え性になることも

ストレスも冷えを感じやすくなる原因の1つにあげられると清水先生はいいます。
「体にストレスが加わると、交感神経優位になります。その状態が長期間持続すると自律神経が乱れはじめ、血液の流れが悪くなり、指先や足先に冷えを感じるという患者さんもいらっしゃいます。そんなときすぐにできるのが呼吸を整えてリラックスし、体を温める方法です」
やり方は簡単。お腹に空気を入れるイメージでいつもの3倍くらいの時間をかけて息を吸い、お腹を凹ませるイメージでいつもの3倍の時間をかけて鼻から息を吐きましょう。この呼吸を10回ほど繰り返すと、気持ちが落ち着き、体が温まりはじめます。

ストレスで冷え性になることも

まとめ

夏の終わりのオフィスは女性にとっては冷えやすい環境。運動、食事、服装などを工夫し冷え対策をしましょう。また、ストレス過多な人は冷え対策として呼吸法を試してみましょう。

By Monicia編集部

清水なほみ先生

監修
清水なほみ先生

ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ院長。広島大学医学部卒業。広島大学附属病院産婦人科、中国がんセンター産婦人科、ウィミンズウェルネス銀座クリニック、虎の門病院産婦人科を経て、ポートサイド女性総合クリニック開業。日本産婦人科学会専門医。