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春の不調が和らぐお出かけの工夫

春の不調が和らぐお出かけの工夫

新生活が始まって1か月。生活や仕事の環境、
朝夕の寒暖差が激しい気候の変化には慣れてきましたか?
春に現れやすい心身の不調を和らげる方法として
お出かけの工夫を紹介していきます

春先に多いのが自律神経による不調

「4月は環境がかわったり、周りをとりまく人間関係が変化したり、それに加えて春は気候や気温の変化が激しく、ココロとカラダを司る自律神経が悲鳴をあげる時期です」と根来秀行先生はいいます。

自律神経とは、昼間優位に働く交感神経と夜間優位に働く副交感神経から成り立っています。この神経は自分の意志とは関係なく神経そのものが自分で働いているという意味で「自律神経」と呼ばれています。
心臓の働き、呼吸、体温維持、発汗、消化機能、ホルモン分泌、代謝は、みな自律神経の働きによるものです。

年度のはじめの4~5月に自律神経が乱れるのは、環境の変化や寒暖差の激しさで、ココロもカラダも緊張しっぱなしで、交感神経優位になりがちだから。まずは昼に交感神経を優位に、夜に副交感神経を優位にする方法を考えるのが必要だと根来先生。
「自律神経の働きを整えるのに必要なのは、毎日同じ時間に光を浴び(起床)ること。
朝、昼、夕の食事をきちんと摂ること。そして午前中にリズム運動することの3つです。外出時のちょっとの工夫で不調は和らぎます。これからその方法を紹介していきます」

朝の出勤はひと駅分歩くのがおすすめ

「気持ちの落ち込みや精神的なパランスを整えるのが、セロトニンという神経伝達物質だと考えられています。この物質はお昼の12時前後に多く分泌されると考えているため、その時間に合わせて、リズム運動と日光浴をするのがおすすめです」と根来先生。

リズム運動とはウオーキングやランニング、足踏みのことです。朝の公園で日の光を浴びながら、ウオーキングがおすすめですが、仕事や家事に追われる女性には難しいはず。そこでおすすめなのが、いつもより歩く距離を長くしてみること。具体的には、最寄り駅よりひと駅多く、一定の早さで歩くのがおすすめです。

また、午前中に運動をすることは交感神経を優位にするのもよいとされています。暖かい日はお散歩がてら近くの公園でお散歩するのもよいでしょう。

炭酸浴が緊張した体を
リラックスさせてくれる

また気分が不安定で、寝つきが悪いという人におすすめなのがスパやスーパー銭湯だと根来先生はいいます。
「お風呂の中でも特におすすめなのが、炭酸泉(浴)。炭酸泉に入ると炭酸ガスによる血行促進作用により血液の流れが良くなります。夕方から夜だと、脳や筋肉の血液が体表に流れるため、より深部体温が下がりやすく、スムーズに眠ることができます」

近くに炭酸泉のあるスパやスーパー銭湯がないという人は炭酸浴ができる入浴剤も売っているので、自宅で炭酸浴を楽しむこともできます。入浴するときに気をつけたいのがお湯の温度。38~41度のぬるめのお湯はゆっくりと体が温まるため、交感神経を刺激しすぎず。全身をリラックスさせることができます。38~41度でも「熱い」と感じたら、自分が心地いいと思う温度まで下げてはいりましょう。

炭酸浴が緊張した体をリラックスさせてくれる

帰り道は夜空を仰ぎながら気持ちを休めよう

春の帰り道におすすめなのが、信号待ちでちょっと立ち止まったときに、大きく息を吐きながら夜空を見上げましょう。夜空には自律神経を整える要素があると根来先生はいいます。

「息を大きく吐くだけでも、副交感神経が優位になりやすくなります。星空を見上げ、夜の暗さや柔らかい星の光を脳に認識させれば、脳が夜であることを認識し、ズレた体内時計をリセット。帰宅後、深い睡眠に入りやすくなりますよ」

体が眠る準備に入り、副交感神経が優位になって帰宅したら、テレビやスマホを見ずにベッドに入るのがおすすめです。

このような1日を過ごすことで、サーカディアンリズム(概日リズム)が整い、自律神経のの乱れが原因の春の不調が解消しやすくなります。まずは、外出を心がけ、規則正しい生活を習慣づけましょう。

炭酸浴が緊張した体をリラックスさせてくれる

まとめ

  • ・通勤途中にちょっとだけ長く歩いてみる
  • ・炭酸泉に入る
  • ・星空を眺めてみる

ほんの少し外にいる時間を長くしたり、自然に触れるなどゆっくりした時間を取れるような外出をするだけで、春先に多い自律神経の乱れが原因の不調が和らぎます。

By Monicia編集部

根来秀行先生

監修
根来秀行先生

医師、医学博士。ハーバード大学医学部、ソルボンヌ大学医学部客員教授。専門は内科学、抗加齢学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の研究を行う。